⓾ピアノ教室46事業者を調査|先生のプロフィールで「信用」につながる情報は何か?

こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤です。

今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査したデータから、

「先生のプロフィールには、何を書けば信用につながるのか?」

について考えてみたいと思います。

個人のピアノ教室では、ホームページを見る保護者にとって、

「どんなレッスンなのか」

と同じくらい、

「どんな先生が教えてくれるのか」

が重要になります。

でも、いざプロフィールを書こうとすると、

「音楽大学を卒業したことを書けばいい?」

「資格は全部載せた方がいい?」

「趣味や好きな食べ物も書いた方がいい?」

など、何を載せればいいのか迷う先生もいると思います。

そこで今回は、浜松市のピアノ教室46事業者のホームページを調査したデータから、

実際にどんなプロフィール情報が使われていたのか

を見てみました。

目次

まず調査データの結果です

今回調査したのは、浜松市のピアノ教室関連46事業者です。

そのうち、ホームページまたは公式教室ページを確認できたのは37事業者。

まず、「先生そのものを紹介しているか」を確認すると、

項目全体37サイト個人23サイト大手14サイト
先生紹介21件・56.8%20件・87.0%1件・7.1%
先生写真17件・45.9%16件・69.6%1件・7.1%

特に個人・小規模教室では、

23教室中20件、87%で先生紹介が確認できました。

先生写真も、

23件中16件、69.6%。

つまり個人ピアノ教室の場合、

「誰が教えているのか」を伝えることは、かなり一般的になっている

ということです。

一方、大手では先生紹介・先生写真ともに7.1%でした。

この違いはとても分かりやすいと思います。

大手では、会社名やブランド、設備、カリキュラムそのものが信用になります。

個人教室では、

先生本人が信用を作る重要な存在

になっています。

ではプロフィールの「何」が信用につながっていたのか?

個人・小規模でホームページを確認できた23教室について、元の調査データに記録されている説明文や強み、プロフィール情報をもう一度分類してみました。

今回の元データ上で具体的に確認できたものは、おおよそ次のようになりました。

プロフィールに使える信用情報確認できた教室割合
得意分野・専門対応が具体的16/23件69.6%
演奏・発表会・専門活動など活動実績13/23件56.5%
指導理念・教育方針が具体的11/23件47.8%
学歴・資格・指導歴など客観的経歴が具体的8/23件34.8%

ここで一つ注意があります。

これは、

「プロフィールページに必ずその項目が掲載されていた割合」

を厳密に数えたものではありません。

46事業者の元調査に記録されていたホームページ情報・強み・説明文の中から、

信用につながりそうな情報を再分類した結果

です。

ただ、この数字を見ると、

「○○大学卒業」「○○資格取得」といった肩書きだけではなく、

どんな指導ができる先生なのか

を具体的に伝えている教室が多いことが分かります。

信用につながる情報① 学歴・専門教育歴

まず分かりやすいのが、

どこで、何を学んできたのか

です。

今回の調査でも、

音楽大学でピアノを専攻したこと、

専門的な音楽教育を受けていること、

桐朋など具体的な学校歴、

といった情報を打ち出している教室がありました。

これは保護者から見ると、

「ピアノを専門的に学んできた先生なんだ」

と判断する材料になります。

ただ、

「○○音楽大学卒業」

だけで終わらせるより、

何を専門に学んだのか

まで分かると、さらに伝わりやすくなります。

例えば、

「○○音楽大学ピアノ科卒業。クラシックピアノを中心に学び、在学中は○○を研究しました」

という形です。

学歴は、それだけで先生のすべてを表すものではありません。

でも、初めて先生を知る人にとっては、

客観的な信用材料の一つ

になります。

信用につながる情報② 指導歴

次に分かりやすかったのが、

どのくらい教えてきたのか

です。

今回の元データでも、

35年の指導歴

など、長年の指導経験を強みとしている教室が確認されています。

「指導歴20年」

「これまで幼児から大人まで指導」

という情報があると、

保護者は、

「いろいろな生徒を見てきた先生なんだ」

と判断できます。

ただし私は、

「指導歴20年」

だけよりも、

その20年間で何を経験してきたのか

まで書く方がいいと思います。

例えば、

「指導歴20年。4歳から高校生までを中心に、ピアノ初心者のお子さまを多く指導してきました」

と書く。

そうすると、

年数だけではなく、

「うちの子にも対応できそう」

という安心につながります。

信用につながる情報③ 資格や審査経験

資格も、客観的な信用情報になります。

今回の調査では、

知育関連の資格、

発達特性への理解に関する学び、

グレード審査経験、

といった情報が確認されています。

ただし、

資格名を10個、20個と並べれば信用が上がる、

というものではないと思います。

保護者が知りたいのは、

「その資格が、うちの子のレッスンにどう役立つのか」

です。

例えば、

「○○知育資格取得」

だけではなく、

「幼児期は、音を聴く・リズムを感じる・考える活動も取り入れながらレッスンを行っています」

と書く。

そうすると、

資格が単なる肩書きではなく、

実際のレッスン内容につながります。

信用につながる情報④ 得意な生徒・専門分野

今回、最も多く確認できたのがここです。

個人23教室のうち、

16件、69.6%

で、何らかの具体的な専門・得意分野が確認できました。

内容はさまざまです。

リトミック、知育、絶対音感、初心者、コンクール、音高・音大受験、大人ピアノ、保育士試験、発達特性への配慮、連弾、自己表現など。

これはプロフィールでは非常に重要な情報だと思います。

なぜなら、

保護者が知りたいのは、

「有名な先生かどうか」だけではなく、「うちの子を教えられる先生かどうか」

だからです。

例えば、

「音楽大学卒・指導歴20年」

という先生が二人いたとしても、

一人は、

「コンクール・音大受験を得意としています」

もう一人は、

「初めてピアノを習う幼児・小学生を中心に指導しています」

だったら、

選ぶ家庭は変わります。

つまりプロフィールでは、

先生のレベルを見せるだけではなく、誰に向いている先生なのかを見せる

ことが信用につながります。

信用につながる情報⑤ 今も音楽活動をしていること

今回の調査では、

現役ピアニスト、

現役演奏家、

講師演奏、

演奏活動、

などを打ち出している教室もありました。

これは、

「今も音楽と向き合っている先生」

という信用につながります。

特に、

コンクールを目指したい、

本格的にピアノを学びたい、

音高・音大を考えている、

という家庭には強い判断材料になります。

逆に、初心者中心の教室なら、

演奏実績を強く見せる必要はありません。

ここでも重要なのは、

自分の教室に来てほしい生徒にとって、何が信用材料になるか

だと思います。

信用につながる情報⑥ 指導方針

今回、元データ上で具体的な指導理念・教育方針を確認できたのは、

約半数、47.8%程度

でした。

例えば、

音楽的自立、

一人ひとりの個性を大切にする、

自己表現力を育てる、

やる気を伸ばす、

褒める指導、

自分で楽譜を読める力を育てる、

といった考え方です。

これは、学歴や資格とは少し違います。

学歴や資格は、

「この先生には専門性がありそう」

という信用になります。

指導方針は、

「この先生の考え方なら、うちの子をお願いしたい」

という共感につながります。

だからプロフィールでは、

客観的な信用情報と、

先生自身の考え方の両方が必要です。

「信用」と「人柄」は分けて考える

ここはプロフィールを作る時に、とても大事だと思います。

例えば、

信用につながる情報は、

音楽大学卒業、

指導歴20年、

○○資格取得、

グレード審査経験、

現役演奏家、

などです。

一方、

人柄につながる情報は、

子どもにどう接しているか、

なぜピアノを教えているのか、

どんな時にうれしいと感じるのか、

何を大切にしているのか、

という部分です。

どちらか一方だけではなく、

両方あると、

「きちんとした先生」から「この先生にお願いしたい」

へ進みやすくなります。

先生写真は「信用そのもの」ではなく、プロフィールを読んでもらう入口

先生写真についても面白い結果があります。

個人23サイトでは、

16件、69.6%

で先生写真を確認できました。

さらに、全体で先生写真を確認できた17サイトについて見ると、

ファーストビュー付近が6件、

トップページ中段・下部が6件、

プロフィール・講師紹介ページ中心が5件。

つまり、

17件中12件は、トップページを見れば先生の顔が分かる

構造になっていました。

私は、

顔写真を載せれば信用される

とは考えていません。

でも、

先生の顔が見える。

「この先生なんだ」と分かる。

そしてプロフィールを読む。

そこに、

指導歴、

専門性、

資格、

考え方、

がある。

この順番はとても自然です。

だから写真は、

プロフィールの信用情報を読んでもらうための入口

だと思います。

プロフィールがあるだけでは、信用につながるとは限らない

今回、個人教室では、

87%が先生紹介を掲載していました。

かなり高い数字です。

でも一方で、

学歴・資格・指導年数など、客観的な経歴を具体的に確認できたものは、

元データ上では、

約3分の1程度

でした。

つまり、

「プロフィールページがあります」

ということと、

「信用できる理由が具体的に伝わっています」

ということは同じではありません。

例えば、

「ピアノが大好きで、子どもの頃から弾いてきました。現在はピアノ講師として活動しています」

だけだと、

どんな先生なのかは少し分かります。

でも、

何を学んだのか

どのくらい教えてきたのか

何を得意としているのか

が分かりません。

ここをもう一段具体的にすることが重要だと思います。

信用につながるのは「すごいプロフィール」より「具体的なプロフィール」

例えば、こんなプロフィールがあったとします。

「○○音楽大学卒業。指導歴20年。各種資格を取得し、一人ひとりに寄り添ったレッスンを行っています。」

悪いプロフィールではありません。

でも、少し抽象的です。

これを、

「○○音楽大学ピアノ科卒業。指導歴20年。4歳から中学生までの初心者指導を中心に行っています。読譜が苦手なお子さまにも、リズムやカードを使いながら少しずつ自分で楽譜を読めるようになることを大切にしています。」

とすると、

かなり分かりやすくなります。

前者は、

「経歴がある先生」

です。

後者は、

「何ができる先生なのかが分かる」

プロフィールです。

私は後者の方が、信用につながりやすいと思います。

プロフィールには何を書けばいい?

今回の調査結果から考えると、私はプロフィールを次の順番で作ります。

先生の写真

まず「誰なのか」を分かるようにする。

その次に、

音楽歴・学歴

何を専門的に学んできたのか。

続いて、

指導歴

どのくらい、どんな生徒を教えてきたのか。

さらに、

資格・審査・専門経験

客観的な専門性。

そして、

得意な生徒・指導分野

初心者なのか、幼児なのか、コンクールなのか、大人なのか。

続いて、

現在の音楽活動

演奏・研究・研修など。

最後に、

指導で大切にしていること

を入れます。

この最後が非常に重要です。

「経歴」から「この先生にお願いしたい」へつなげる

例えば、

音楽大学卒。

指導歴20年。

○○資格取得。

ここまでで、

信用

はできます。

でも最後に、

「一人ひとりが、自分の力で音楽を楽しめるようになることを大切にしています」

という先生自身の言葉がある。

そこで、

人柄や考え方

が分かります。

つまりプロフィールは、

経歴を並べるページ

ではありません。

私は、

「信用→安心→共感」まで作るページ

だと思います。

趣味や好きなものは載せた方がいい?

プロフィールには、

好きな作曲家、

趣味、

休日の過ごし方、

好きな食べ物、

などを書いている先生もいます。

こうした情報は、

信用そのものではありません。

でも、

先生との距離を少し近づける

役割があります。

ですから、

プロフィールの一番最初に、

「好きな食べ物は○○です」

と書く必要はありません。

まず、

専門性、

経験、

得意分野、

指導方針。

その後に、

「もう少し私のこと」

という小さなコーナーで、

好きな音楽や趣味を入れる。

この順番が良いと思います。

保護者がプロフィールを読む目的を考える

先生側からすると、

プロフィールは、

「自分を紹介するページ」

だと思いがちです。

でも、保護者側からすると違います。

保護者がプロフィールを読むのは、

「この先生に、うちの子を任せても大丈夫か」

を確認するためです。

だから、

自分が書きたいことを全部書くのではなく、

保護者が知りたいことから考える。

「初心者でも大丈夫?」

「小さい子も教えられる?」

「厳しい先生?」

「コンクールにも対応できる?」

「長く通えそう?」

こうした疑問にプロフィールで答える。

そうすると、

プロフィールが単なる自己紹介ではなく、

集客のための信用ページ

になります。

今回の調査から見えたこと

今回の46事業者調査では、

個人教室23サイトのうち、

先生紹介は87.0%。

先生写真は69.6%。

かなり多くの個人教室が、

「先生を見せる」

ことには取り組んでいました。

一方で、プロフィールの内容を見ると、

信用につながる情報には差があります。

得意分野・専門対応が具体的だったものは、

69.6%程度。

演奏・専門活動などが確認できたものは、

56.5%程度。

指導方針が具体的だったものは、

47.8%程度。

学歴・資格・指導歴など客観的経歴を元データ上で具体的に確認できたものは、

34.8%程度。

という結果でした。

ここから、

先生紹介を作るだけではなく、「何を信用材料として載せるのか」まで考える必要がある

ことが分かります。

今回、一番伝えたいこと

私は今回の調査から、

プロフィールで信用につながるのは、

肩書きの多さではない

と思いました。

大切なのは、

何を学んできた先生なのか。

どのくらい教えてきたのか。

どんな生徒を教えることが得意なのか。

今もどんな音楽活動をしているのか。

そして、どんな考えで子どもを教えているのか。

これが具体的に分かることです。

つまり、

「すごい先生に見せるプロフィール」ではなく、「この先生なら任せても大丈夫」と判断できるプロフィール

を作る。

これが個人ピアノ教室のホームページでは、とても重要だと思います。

今日、自分のプロフィールを確認するなら

今ホームページを持っている先生は、

ぜひ自分のプロフィールを、

「初めて自分を見る保護者のつもり」

で読んでみてください。

そこから、

何を学んできた先生なのか

どのくらい教えているのか

何が得意なのか

どんな生徒に向いているのか

何を大切にしているのか

が分かるでしょうか。

もし、

「優しく丁寧に指導します」

「一人ひとりに寄り添います」

だけになっていたら、

もう一段具体的にしてみるといいと思います。

それだけでも、プロフィールの信用度はかなり変わるのではないでしょうか。

最後の案内

WEB UNIVERSEでは、浜松市のピアノ教室46事業者を実際に調査しながら、

料金、

体験レッスン、

先生写真、

先生プロフィール、

口コミ、

Instagram、

LINE公式、

ホームページ、

集客導線など、

「どんな情報を、どのように見せれば選ぶための判断材料になるのか」

を研究しています。

今回の調査結果も踏まえて、ピアノ教室向けのホームページテンプレートでは、

単に講師写真を置くだけではなく、

写真・経歴・専門性・指導歴・得意分野・指導への想い

まで整理して伝えられる講師紹介ページを作っています。

今後も、

「プロフィールには経歴を書きましょう」

という一般論ではなく、

実際のピアノ教室を調べて、どんな情報が使われていたのか

という視点でお伝えしていきます。

ぜひ続きもご覧ください。

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