❾46事業者を調査|「この先生に習わせたい」と思うホームページの共通点とは?

こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤です。

今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査して、

「この先生に習わせたい」と思うホームページには、どんな共通点があるのか

について考えてみたいと思います。

ピアノ教室を探すとき、保護者はもちろん料金を確認します。

月謝はいくらなのか。
1回何分なのか。
年間何回なのか。
体験レッスンはあるのか。

こうした情報はとても大切です。

でも、最終的に教室を決めるとき、

料金だけを比べて、一番安い教室を選ぶ

という方ばかりではないと思います。

「この先生なら子どもをお願いできそう」

「子どもが楽しく通えそう」

「この先生の考え方が好き」

そんな気持ちが、最後の決め手になることもあります。

そこで今回は、料金やコースだけではなく、

先生の写真、先生紹介、レッスン風景、発表会、生徒・保護者の声、FAQなど

ホームページに掲載されている情報を比較してみました。

なお、今回の調査で分かるのは、

実際にその教室が選ばれている理由そのものではなく、保護者が「この先生にお願いしたい」と判断するための材料が、ホームページ上にどの程度あるか

ということです。

目次

まず調査データの結果です

今回調査したのは、浜松市のピアノ教室関連46事業者です。

そのうち、ホームページまたは公式教室ページを確認できたのは、

37事業者

でした。

この37サイトについて、ホームページにどんな情報が掲載されているのかを調べました。

結果はこちらです。

・地域名 36件/37件=97.3%
・対象年齢 36件=97.3%
・特徴・キャッチコピー 36件=97.3%
・コース・レッスン内容 36件=97.3%
・料金 35件=94.6%
・体験レッスン 35件=94.6%
・アクセス・駐車場 36件=97.3%
・体験・問い合わせ導線 36件=97.3%
・レッスン時間・回数 31件=83.8%
・先生紹介 21件=56.8%
・発表会・活動 21件=56.8%
・FAQ 19件=51.4%
・先生写真 17件=45.9%
・生徒・保護者の声 6件=16.2%
・明確なレッスン風景 3件以上=8.1%以上

この数字を並べると、かなり特徴が見えてきます。

基本情報は、ほとんどの教室ですでに揃っている

まず、

料金は94.6%。

対象年齢は97.3%。

コース・レッスン内容も97.3%。

体験レッスンも94.6%。

つまり、

「何歳から通える?」

「どんなレッスン?」

「月謝はいくら?」

「体験できる?」

という情報は、ほとんどのホームページで確認できます。

もちろん、これらは必要な情報です。

ただ、逆に考えると、

料金・コース・対象年齢を載せているだけでは、他の教室との差がつきにくくなっている

ということでもあります。

例えば、

A教室は月謝7,000円。

B教室は7,500円。

どちらも30分。

どちらも年間40回。

どちらも体験レッスンがあります。

ここまで見た保護者は、次に、

「では、どちらの先生がうちの子に合うんだろう?」

と考えるのではないでしょうか。

今回の調査で面白かったのは、そこから先の情報になるほど掲載率が下がっていったことです。

「先生を選ぶ情報」になるほど掲載率が低くなる

料金は94.6%。

一方、

先生紹介は56.8%。

先生写真は45.9%。

生徒・保護者の声は16.2%。

明確なレッスン風景は8.1%以上でした。

つまり、

「いくらで習えるか」は分かるけれど、「誰に習うのか」「実際にどう教えてくれるのか」まで分かるホームページは少なくなる

という結果です。

私はここに、個人ピアノ教室がホームページを改善する大きな余地があると思いました。

共通点1|先生の顔とプロフィールが分かる

まず重要なのが、

誰が教えているのかが分かること

です。

特に個人・小規模23サイトに絞ると、

先生紹介があったのは、

20件/23件=87.0%。

先生写真は、

16件/23件=69.6%。

かなり高い割合です。

一方、大手・企業系14件では、

先生紹介が7.1%。

先生写真も**7.1%**でした。

この違いはとても分かりやすいと思います。

大手の場合は、

「ヤマハだから安心」

「カワイだから安心」

というブランドがあります。

設備やカリキュラム、企業実績そのものが信用になります。

でも個人教室の場合、

保護者が教室を選ぶことは、

かなりの部分、

「この先生を選ぶ」

ことと同じです。

だから個人教室では、

先生本人がブランド

になります。

ホームページには、

・先生の写真
・プロフィール
・経歴や資格
・ピアノ歴
・指導歴
・得意なレッスン
・指導への想い

などがあると、

「誰なのか」が分かります。

ただし、ここでも経歴だけを並べればいいわけではありません。

共通点2|先生の経歴だけでなく「考え方」が分かる

例えば、

「○○音楽大学卒業」

「指導歴20年」

という情報は信用につながります。

でも、

「この先生なら、うちの子に合いそう」

と思うためには、もう少し違う情報も必要です。

例えば、

「完璧に弾くことより、小さな“できた”を一緒に見つけることを大切にしています」

「練習ができなかったときも、責めるのではなく、一緒に理由を考えます」

「ピアノを一生楽しめる力を身につけてほしいと思っています」

こうした言葉です。

これは資格ではありません。

でも、

先生がどんな目で子どもを見ているのか

が伝わります。

私は、「この先生に習わせたい」を作るのは、こうした先生自身の言葉だと思います。

共通点3|先生が実際に教えている姿が見える

今回、特に少なかったのが、

明確なレッスン風景

です。

37サイト中、ホームページ上で先生と生徒が実際にレッスンしている様子を明確に確認できたのは、

最低3件、8.1%以上

でした。

かなり少ない数字です。

発表会や活動については、

個人教室で73.9%

確認できています。

つまり、

「発表会をしています」

ということは分かる。

でも、

普段、先生がどうやって子どもに接しているのか

までは見えにくい。

ここは大きな違いだと思います。

例えば、

・先生が子どもの横で楽譜を見ている
・一緒に連弾している
・先生が子どもの話を聞いている
・子どもが笑顔で演奏している
・先生が演奏を見守っている

こういう写真があると、

プロフィール写真だけでは分からない、

先生と生徒の距離感

が見えます。

初めて教室を探している保護者にとっては、

「この先生は優しそう」

「子どもとちゃんと向き合ってくれそう」

「うちの子もこんな感じでレッスンするのかな」

と想像する材料になります。

先生写真がある教室は、他のWeb導線も整っていた

以前、個人・小規模教室について、

先生写真がある教室と、ない教室を比較しました。

すると、

先生写真ありの教室では、

・体験レッスン導線 100%
・体験料金掲載 75%
・Instagram 75%
・LINE 50%
・GoogleからHP 93.8%

でした。

一方、先生写真なしの教室では、

・体験レッスン導線 50%
・体験料金掲載 25%
・Instagram 12.5%
・LINE 6.3%
・GoogleからHP 43.8%

でした。

もちろん、

先生写真を載せたから集客導線が整った

という意味ではありません。

ただ、

先生自身をしっかり見せている教室は、

ホームページ、Instagram、LINE、体験レッスンなど、

Web全体も丁寧に整えている傾向

がありました。

つまり、

「先生を見せる」

ということも、一つだけ独立した施策ではなく、

教室全体の情報発信に対する姿勢

と関係しているのかもしれません。

共通点4|先生の言葉だけでなく「生徒・保護者の声」がある

次に注目したいのが、

第三者の声

です。

生徒・保護者の声をホームページで確認できたのは、

37サイト中、

6件=16.2%。

個人教室に限っても、

6件/23件=26.1%

でした。

かなり少ないです。

例えば先生自身が、

「一人ひとりに寄り添うレッスンをしています」

と書く。

これは大切です。

でも、保護者から、

「子どもの話をいつも丁寧に聞いてくださいます」

「以前は自信がなかったのですが、少しずつ自分から弾くようになりました」

という声がある。

すると、

先生自身が言っていることに、

第三者から見た証拠

が加わります。

「私は丁寧な先生です」

だけではなく、

「実際に通っている人もそう感じている」

という状態です。

これは「この先生にお願いして大丈夫そう」という安心につながります。

共通点5|キャッチコピーと「実際の姿」が一致している

今回、

特徴やキャッチコピーを掲載しているサイトは、

36件/37件=97.3%。

ほぼ全てでした。

つまり、

「楽しく学べます」

「一人ひとりに寄り添います」

「個性を大切にします」

というキャッチコピーを書くこと自体は、

すでに珍しくありません。

大切なのは、

その言葉を裏付けるものがあるか

だと思います。

例えば、

「一人ひとりの小さな成長を大切にしています」

というキャッチコピーがある。

その下に、

先生自身の言葉がある。

実際のレッスン写真がある。

保護者から、

「自信がなかった子が、自分から挑戦するようになりました」

という声がある。

さらに、

実際に発表会に挑戦している写真がある。

ここまで揃うと、

「一人ひとりに寄り添う」

という言葉が、

単なるキャッチコピーではなく、

その先生を選ぶ理由

になります。

共通点6|最後は「安心して体験できる」ようになっている

先生が良さそうでも、

体験レッスンへ進むのが不安だったら、申込みにはつながりません。

個人・小規模23サイトでは、

料金掲載が、

91.3%。

体験レッスンも、

91.3%。

かなり高いです。

一方で、

レッスン時間・回数は、

73.9%。

FAQは、

34.8%。

でした。

大手ではFAQが**78.6%**だったので、ここにはかなり差があります。

例えば、

「人見知りでも大丈夫?」

「初めてでも大丈夫?」

「家にピアノがなくてもいい?」

「体験したら入会しなければいけない?」

「発表会は必須?」

「保護者は同席できる?」

という不安です。

先生の人柄を見せるだけでなく、

初めての保護者が不安に思うことに先回りして答える

ことで、

「この先生良さそう」

から、

「一度、体験してみよう」

へ進みやすくなります。

集客導線が整っている教室ほど「人」が見えていた

以前、個人・小規模32事業者について、

GoogleからHP、

ホームページ、

体験レッスン、

体験料金、

体験時間、

Instagram、

LINE

という7項目で集客導線を比較しました。

5項目以上整っていた15教室と、

0〜4項目だった17教室を比較すると、

先生・講師写真は、

86.7% 対 17.6%。

生徒写真は、

60.0% 対 11.8%。

レッスン写真は、

53.3% 対 0%。

発表会・活動写真は、

66.7% 対 5.9%。

でした。

ここでもかなり差があります。

つまり、

集客導線が整っている教室では、

「体験レッスンはこちら」

というボタンだけではなく、

そのボタンを押す前に、先生・生徒・レッスン・教室の雰囲気を判断できる材料まで用意している

傾向がありました。

私はここが非常に重要だと思います。

「この先生に習わせたい」までには段階がある

今回の調査を見て、私はホームページの役割をこんな流れで考えています。

まず「分かる」

地域。

対象年齢。

コース。

料金。

レッスン時間。

アクセス。

ここで、

「候補に入る教室かどうか」

を判断します。

次に「先生を知る」

先生写真。

プロフィール。

経歴。

指導歴。

ここで、

「誰が教えているのか」

が分かります。

そして「人柄を感じる」

指導への想い。

先生自身の言葉。

レッスン風景。

生徒との接し方。

ここで、

「この先生、良さそう」

になります。

さらに「実際を確認する」

発表会。

教室活動。

生徒・保護者の声。

Google口コミ。

ここで、

「実際に通っている人も良さを感じているんだ」

と確認できます。

最後に「安心する」

料金。

時間。

FAQ。

アクセス。

体験内容。

申込み方法。

ここまで揃って、

「一度、この先生のレッスンを受けてみよう」

となります。

そして、

体験レッスンへ進みます。

ホームページで必要なのは「先生を売り込むこと」ではない

ここは特に個人教室の先生に伝えたいところです。

ホームページで、

「私は素晴らしい先生です」

と売り込む必要はありません。

むしろ、

保護者が自分で判断できる材料を出す

ことだと思います。

「私はこういうことを大切にしています」

「実際にはこんなレッスンをしています」

「生徒さんとはこんなふうに関わっています」

「保護者からはこんな声をいただいています」

という情報を出す。

その上で、

保護者自身が、

「この先生なら、うちの子に合いそう」

と判断する。

私は、それが個人ピアノ教室のホームページの理想だと思います。

大手の分かりやすさと、個人教室の人柄を組み合わせる

今回の調査では、大手と個人教室にも特徴の違いがありました。

大手は、

料金。

コース。

体験。

時間・回数。

FAQ。

申込み導線。

こうした、

分かりやすさ

が非常に整っています。

一方、個人教室では、

先生紹介。

先生写真。

発表会。

教室への想い。

といった、

先生本人に関する情報

が多くなります。

だから個人ピアノ教室がホームページを作るなら、

大手をそのまま真似するのではなく、

大手の「分かりやすさ」
+
個人教室の「先生という人」

を組み合わせる。

これが一番良いと思います。

今回の調査から見えた「この先生に習わせたい」ホームページの共通点

今回の内容をまとめると、

・先生の顔とプロフィールが分かる

・資格だけでなく、指導への考え方が分かる

・実際のレッスンや生徒との距離感が見える

・発表会や活動など、通った後の姿を想像できる

・生徒・保護者の声という第三者の評価がある

・料金やFAQ、体験内容まで分かりやすく、最後の不安も取り除いている

ということになります。

今回、一番伝えたいこと

今回の37サイトのデータを数字だけで並べると、

料金は、

94.6%。

先生紹介は、

56.8%。

先生写真は、

45.9%。

生徒・保護者の声は、

16.2%。

明確なレッスン風景は、

8.1%以上。

となります。

つまり、

「月謝はいくらか」はほとんどのホームページで分かる。

でも、

「この先生にうちの子をお願いしたら、どんな時間を過ごすのか」

まで分かるホームページは、かなり少なくなります。

だから個人ピアノ教室がこれからホームページを改善するなら、

情報をたくさん増やすことより、

先生を選ぶための判断材料を増やす

という視点が大切なのではないかと思います。

料金を見る。

先生を知る。

人柄を感じる。

実際のレッスンを見る。

通っている人の声を見る。

不安を解消する。

そして、

「この先生に一度会ってみたい」

と思って体験レッスンへ進む。

ここまでを一つの流れとして考える。

それが、「この先生に習わせたい」と思ってもらうホームページにつながるのではないでしょうか。

まとめ

WEB UNIVERSEでは、浜松市のピアノ教室46事業者を実際に調査しながら、

料金、

体験レッスン、

先生の写真、

口コミ、

Instagram、

LINE公式、

ホームページ、

集客導線など、

「選ばれるために、どんな情報をどのように見せればいいのか」

を研究しています。

今回のピアノ教室調査の結果をもとに、

ホームページ、

チラシ、

LINE、

Instagramを、

体験レッスンにつながる一つの流れとして整理した、

ピアノ教室向けの集客テンプレートも制作しています。

今後も、

「なんとなくこうした方がいい」

ではなく、

実際の事業者を調査して見えてきたこと

をお伝えしていきます。

ぜひ続きもご覧ください。

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