こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤です。
今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査したデータから、
「大手のピアノ教室がやっていて、個人教室でもすぐに真似できること」
を5つご紹介します。
大手というと、
「広告費が違うから真似できない」
「ブランド力があるから集客できる」
と思うかもしれません。
もちろん、大手と個人教室では使える予算も知名度も違います。
ただ、実際にホームページを調べてみると、
お金をかけなくても個人教室がそのまま取り入れられること
がかなりありました。
今回注目するのは、
広告費でもブランド力でもありません。
情報の見せ方と、体験レッスンまでの導線です。
まずは今回の調査結果

今回調査したのは、浜松市のピアノ教室関連46事業者。
そのうちホームページや公式教室ページを確認できた37事業者について、
大手・企業系14件
と
個人・小規模23件
に分けてホームページを比較しました。
特に差が見えた項目がこちらです。
| 項目 | 大手14件 | 個人23件 |
|---|---|---|
| 対象年齢が分かる | 100% | 95.7% |
| コース・レッスン内容 | 100% | 95.7% |
| レッスン時間・回数 | 100% | 73.9% |
| 料金 | 100% | 91.3% |
| 体験レッスン | 100% | 91.3% |
| FAQ | 78.6% | 34.8% |
| アクセス | 100% | 95.7% |
| 先生紹介 | 7.1% | 87.0% |
| 先生写真 | 7.1% | 69.6% |
さらに、Google・ホームページ・体験・Instagram・LINEなど7項目で集客導線を見たところ、
大手・企業系14件の平均は、
6.5点/7点。
個人・小規模では、
3.53点/7点
でした。
5項目以上整っていた割合も、
大手は
13件/14件=92.9%
だったのに対して、
個人では
15件/32件=46.9%
でした。

ここを見ると、大手の強さは単純に「ホームページがあること」ではなく、
必要な情報が揃っていて、次の行動までつながっていること
だと分かります。
では、個人教室は何を真似すればいい?
今回の調査から、私は5つにまとめました。
1.料金は「金額だけ」で見せない

最初は料金です。
料金自体は、個人教室でもかなり多く掲載されています。
大手は100%。
個人教室も91.3%でした。
でも差が出たのが、
レッスン時間と回数です。
大手は、
14件すべて、100%
で時間や回数を確認できました。
一方、個人教室は、
73.9%。
例えば、
「月謝7,000円」
だけではなく、
月謝7,000円|30分|年間40回
と表示する。
これだけで、保護者はかなり比較しやすくなります。
さらに、
入会金
教材費
設備費
発表会費
などがあれば、それも分けて載せる。
大手から真似したいのは、
料金を安くすることではなく、比較に必要な条件をきちんと出すこと
です。
これは今日からでもできます。
2.ホームページのゴールを「体験レッスン」にする

次は体験レッスンです。
今回、大手14件では、
14件すべてで体験レッスン情報を確認できました。
さらに以前の体験調査では、大手14事業者はすべて無料体験でした。
ただし、
個人教室が「無料にするべき」
という話ではありません。
個人教室では無料も有料もありました。
大事なのは料金ではなく、
ホームページを見た人が、次に何をすればいいか分かること
です。
例えば、
トップページを読む。
先生を知る。
料金を見る。
そして最後に、
「体験レッスンはこちら」
というボタンがある。
ピアノ教室の場合、
ホームページを見ただけでいきなり入会する人は少ないと思います。
なので、
ホームページのゴール=入会
ではなく、
ホームページのゴール=まず体験
と考える。
これは大手の導線から学べる大きなポイントです。
3.FAQで「聞かれる前に答える」

今回、かなり差が出たのがFAQでした。
FAQを確認できたのは、
大手では、
78.6%。
個人教室では、
34.8%。
かなり違います。
でも、FAQは個人教室でもすぐに作れます。
例えば、
「何歳から始められますか?」
「自宅にピアノがなくても大丈夫ですか?」
「振替レッスンはできますか?」
「発表会への参加は必須ですか?」
「保護者は同席できますか?」
「体験レッスンでは何をしますか?」
こういった、
いつも保護者から聞かれている質問
を書くだけです。
大手は、
問い合わせが来てから全部説明するのではなく、
問い合わせ前の段階で疑問をかなり解消しています。
個人教室でも、まず5問からで十分です。
4.コース・対象・料金を「一覧で分かる」ようにする

大手14件では、
対象年齢、
コース内容、
料金、
アクセス、
すべて100%でした。
個人教室も掲載率そのものは高いので、
ここで重要になるのは、
あるかどうかではなく、見やすいかどうか
です。
例えば、
幼児ピアノ
4歳〜
30分
年間40回
月謝6,500円
子どもピアノ
小学生〜
30分
年間40回
月謝7,000円
大人ピアノ
高校生〜大人
30分
月2回〜
月謝○○円〜
というように、
1コースを1つのカードとして整理する。
あるいは表にして、
対象
時間
回数
料金
を横並びにする。
初めてホームページを見る保護者が、
ページを何往復もしなくても、
「うちの子なら、このコースだな」
と分かる状態を作ります。
大手の強みは、情報量が多いことより、
情報が整理されていること
だと思います。
5.Googleから体験までを「一本の道」にする

最後が、一番重要です。
今回7項目で集客導線を比較したところ、
大手の平均は、
6.5点/7点。
個人では、
3.53点/7点。
でした。
大手の場合、
Googleで教室を見つける。
↓
公式ホームページへ行く。
↓
コースを見る。
↓
料金を見る。
↓
体験レッスンを見る。
↓
Webから申し込む。
という流れが、かなりシステム化されています。
個人教室なら、これを少し変えて、
Google
↓
ホームページ
↓
Instagram
↓
LINEまたはフォーム
↓
体験レッスン
でもいいと思います。
例えばGoogleビジネスプロフィールにホームページを登録する。
ホームページからInstagramに進める。
Instagramのプロフィールにもホームページを載せる。
ホームページからLINEへ相談できる。
そして、どこから見ても、
体験レッスンへ進める。
これだけでも、かなり導線がつながります。
新しいサービスを増やす必要はありません。
今あるもの同士をリンクでつなぐ
ということです。
でも、大手を全部真似する必要はない
ここは今回の調査で、とても面白かったところです。
先生紹介を見ると、
大手では、
7.1%。
個人教室では、
87.0%。
先生写真も、
大手7.1%に対して、
個人教室は、
69.6%。
でした。
つまり、
個人教室が大手のホームページをそのままコピーしてしまうと、
逆に個人教室の良さが消えてしまいます。
大手には、
「ヤマハだから安心」
「カワイだから安心」
というブランドがあります。
個人教室では、
「この先生だからお願いしたい」
が強みになります。
なので私は、
大手からは“分かりやすさ”を学ぶ。
そして、
個人教室ならではの“人”を残す。
のがいいと思います。
大手から真似する部分と、個人だから見せる部分

例えばホームページなら、
大手からは、
コースを整理する
料金を分かりやすくする
FAQを用意する
体験を目立たせる
申込みまでつなげる
という仕組みを学ぶ。
その上で個人教室では、
先生の写真
指導への想い
レッスン風景
発表会
生徒・保護者の声
をしっかり見せる。
私はこの組み合わせが、一番個人ピアノ教室に合っていると思います。
今日からできること
今回の5つは、大規模なリニューアルをしなくても始められます。
- 料金の横に「30分・年間40回」などを追加する
- トップページに「体験レッスン」ボタンを置く
- 保護者からよく聞かれる質問を5つ書く
- コースを対象・時間・回数・料金で整理する
- Google・HP・Instagram・LINE・体験をリンクでつなぐ
まず、この5つを自分のホームページで確認してみてください。
全部新しく作らなくても、
今ある情報の見せ方を変えるだけでできること
がかなりあります。
まとめ
今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査して、
大手がやっていて、個人教室でもすぐ真似できること
を5つ考えてみました。
今回分かったのは、
大手だからできる特別な施策ばかりではない
ということです。
むしろ、
料金を分かりやすくする。
体験への入口を作る。
FAQを用意する。
コースを整理する。
ホームページと他の媒体をつなぐ。
という、
一つひとつは小さなこと
を丁寧にやっています。
そして個人教室の場合は、そこに、
先生本人の人柄や想い
を加えることができます。
ですから、
大手の「分かりやすさ」
+個人教室の「先生らしさ」
この2つを組み合わせることが、個人ピアノ教室のホームページを考える上でとても重要だと思います。
まとめ
WEB UNIVERSEでは、実際の事業者を調査しながら、
料金、
体験レッスン、
写真、
ホームページ、
集客導線など、
「どんな情報をどう見せれば、お客様が次の行動に進みやすいのか」
を研究しています。
今回のピアノ教室46事業者の研究結果をもとに、
ピアノ教室専用のホームページ・チラシ・LINE・Instagramテンプレート
も制作しています。
単にピアノ教室らしいデザインを作るのではなく、
今回の調査で見えてきた「分かりやすさ」と「個人教室らしさ」の両方を取り入れたテンプレート
にしていきたいと思っています。
ぜひ続きもご覧ください。

