13、46事業者を調査|ピアノ教室は「発表会」をホームページでどう見せている?

こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤です。

今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査したデータから、

「ピアノ教室は、発表会をホームページでどのように見せているのか?」

について考えてみたいと思います。

ピアノ教室のホームページというと、

料金、

コース、

先生紹介、

体験レッスン、

などがまず必要になります。

でも、教室を検討している保護者にとって気になるのは、

「実際に通ったら、うちの子はどんな経験をするんだろう?」

ということではないでしょうか。

そこで役立つのが、

発表会や教室活動の情報

です。

今回は、

「発表会があります」

と書いているだけなのか、

写真まで見せているのか、

生徒の成長まで伝えているのか、

という視点から見てみました。

目次

まず調査データの結果です

今回調査したのは、浜松市のピアノ教室関連46事業者です。

そのうち、ホームページまたは公式教室ページを確認できたのは、

37事業者

でした。

この37サイトについて、

発表会、演奏会、コンクール、教室イベントなど、

具体的な活動情報がホームページ上で確認できるか

を調べました。

結果は、

21件/37件=56.8%

でした。

つまり、

半数以上のホームページで、発表会や教室活動が確認できた

という結果です。

さらに、大手と個人教室に分けると、

大手・企業系14件

発表会・活動あり
4件=28.6%

一方、

個人・小規模23件

では、

発表会・活動あり
17件=73.9%

でした。

つまり個人教室では、

約4教室に3教室

で、発表会や演奏会などの活動をホームページ上で確認できました。

ここには、大手と個人教室のかなり大きな違いがあります。

個人教室では「発表会」が重要な情報になっている

大手音楽教室の場合、

ブランド、

設備、

カリキュラム、

教室数、

レッスンシステム、

などが安心材料になります。

一方、個人教室の場合は、

実際にその教室でどんな経験ができるのか

を、教室自身が見せる必要があります。

その一つが、

発表会です。

例えば、

「年1回発表会を開催しています」

という情報があるだけでも、

保護者は、

「発表する機会があるんだ」

と分かります。

でも、発表会の見せ方をさらに工夫すると、

もっと多くのことを伝えられます。

発表会の見せ方① 「発表会があります」と伝える

一番シンプルなのは、

開催の有無を伝える方法

です。

例えば、

・年1回発表会あり
・毎年ホールで発表会を開催
・希望者は発表会に参加できます

という形です。

これは最低限必要な情報として、とても分かりやすいです。

発表会への参加を気にしている保護者もいるので、

開催頻度

参加は必須か希望制か

費用は別途かかるのか

なども一緒に書いてあると、さらに親切です。

ただ、

「発表会があります」

だけでは、

どんな発表会なのか

までは分かりません。

そこで次の段階があります。

発表会の見せ方② 写真で教室の雰囲気を伝える

次は、

実際の発表会写真を見せる方法

です。

例えば、

・ステージで演奏している生徒
・先生との連弾
・集合写真
・会場の様子
・演奏を待つ生徒
・先生と生徒の写真

などです。

これはかなり大きな情報になります。

なぜなら、一枚の写真から、

どんな年齢の生徒が通っているのか

どんな会場なのか

教室の雰囲気はどんな感じなのか

先生と生徒の距離感はどうなのか

まで分かるからです。

例えば、

大きなホールで本格的に演奏している写真なら、

「しっかり発表の機会がある教室なんだ」

と感じます。

小さな会場で先生と生徒が楽しそうに連弾している写真なら、

「温かい雰囲気の教室なんだ」

と感じるかもしれません。

つまり、

発表会写真は、教室の雰囲気を説明する写真でもある

ということです。

普段のレッスン写真より、発表会の方が見せられていた

今回の調査で面白かったのがここです。

発表会・活動情報を確認できたのは、

56.8%。

一方、ホームページ内で、

先生と生徒が実際にレッスンしている様子を明確に確認できたケースは、

最低3件、8.1%以上

でした。

つまり、

普段のレッスン風景を見せているホームページはかなり少ないのに、

発表会や活動については半数以上が見せている

ということです。

写真を撮る機会としても、

発表会の方が残しやすいのかもしれません。

だから、

「普段のレッスン写真をなかなか用意できない」

という先生でも、

まずは発表会やイベントの写真から、

教室の実際の様子

を見せる方法があります。

発表会の見せ方③ 「開催報告」だけで終わらせない

発表会の写真を載せる場合、

よくあるのが、

「○月○日に発表会を開催しました。皆さん頑張りました。」

という記事です。

もちろん、これでも活動していることは分かります。

でも、

もう少し踏み込むと、

かなり良いコンテンツになります。

例えば、

「今年初めて発表会に参加した生徒さんもいました」

「最初は人前で弾くことを不安に感じていましたが、本番では最後まで演奏できました」

「半年間練習してきた曲を、一人で最後まで弾き切ることができました」

というように、

発表会までの過程

を書く。

すると、

ただのイベント報告ではなく、

生徒の成長ストーリー

になります。

発表会の見せ方④ 「なぜ発表会をするのか」を伝える

さらに一段深くするなら、

発表会を開催する理由

まで書きます。

例えば、

「当教室では、上手に演奏することだけを目的に発表会を行っているわけではありません。」

「一曲を最後まで仕上げる経験」

「人前で演奏する経験」

「緊張しても最後まで挑戦する経験」

「他の生徒の演奏を聴く経験」

を大切にしています。

という形です。

ここまで書くと、

発表会が、

イベント

ではなく、

教育方針

になります。

これはホームページの強みとして非常に使いやすいです。

例えば、

「年1回発表会があります」

という情報と、

「発表会を通して、自分で目標を持ち、一曲を最後まで仕上げる経験を大切にしています」

では、

受け取る印象が全く違います。

後者の方が、

その教室が何を大切にしているのか

まで分かります。

発表会の見せ方⑤ 「生徒・保護者の声」とつなげる

今回の37サイト調査では、

生徒・保護者の声を確認できたのは、

6件=16.2%

でした。

発表会・活動の掲載56.8%と比べても、かなり少ないです。

でも、この2つは非常に相性がいいと思います。

例えば、

発表会写真の横に、

保護者の声

として、

「人前に出るのが苦手な子でしたが、発表会を経験して少し自信がついたようです」

という声を載せる。

あるいは生徒本人から、

「緊張したけれど、最後まで弾けてうれしかった」

というコメントをもらう。

すると、

先生から見た発表会

だけではなく、

参加した人から見た発表会

になります。

これはホームページを見る保護者にとって、かなり強い判断材料になります。

発表会は「感謝」が生まれやすいタイミングでもある

以前、口コミが多い教室・少ない教室についても調べました。

その時に考えたのが、

口コミは単に「書いてください」とお願いして増やすだけではなく、生徒や保護者が先生に感謝した時、その声が外に伝わる仕組みを作ること

でした。

発表会は、その「感謝」が生まれやすいタイミングの一つだと思います。

例えば、

何か月も練習する。

先生と一緒に曲を仕上げる。

本番では緊張する。

でも、最後まで演奏する。

終わった後、

「頑張ったね」

と家族で喜ぶ。

その時、保護者は、

「先生にお願いして良かった」

と感じるかもしれません。

だから、

発表会のあとに、

「今回の発表会はいかがでしたか?」

という簡単なアンケートを取る。

その中から、掲載許可をいただいた声をホームページへ載せる。

そして、希望する方にはGoogle口コミの案内もする。

という流れを作ることもできます。

発表会だけでなく「活動」として考える

今回の調査では、

単純な発表会だけではなく、

発表会・活動

としてまとめています。

例えば、

・発表会
・演奏会
・おさらい会
・弾きあい会
・コンクール
・連弾
・クリスマス会
・教室イベント
・講師演奏

などです。

ですから、

「うちは大きな発表会をしていないから、ホームページに載せるものがありません」

という先生でも、

必ずしもそうではありません。

例えば、

5人程度のおさらい会。

親子での連弾。

クリスマス演奏会。

コンクールへの挑戦。

先生との連弾。

こうしたものも、

教室でどんな経験ができるのか

を伝える立派な活動情報になります。

発表会ページで保護者は何を見ている?

ここを考えると、ホームページの作り方が変わります。

保護者は、

単に、

「発表会があるか、ないか」

だけを見ているとは限りません。

写真や文章を見ながら、

「うちの子くらいの年齢の子もいるかな?」

「初心者でも参加できそうかな?」

「かなり本格的な発表会なのかな?」

「先生はどんなふうに生徒と関わっているのかな?」

「この教室に通ったら、子どもはどんな経験をするのかな?」

ということを見ています。

つまり、

発表会ページは、

「入会後の未来を疑似体験してもらうページ」

として使えるということです。

発表会の見せ方を4段階にすると

今回の調査から、私は発表会の見せ方を4段階で考えると分かりやすいと思います。

第1段階|開催情報

「年1回発表会があります」

まず有無を伝える。

第2段階|実際の様子

発表会写真を掲載する。

どんな生徒・会場・雰囲気かを見せる。

第3段階|成長を伝える

発表会までにどんな挑戦や成長があったのかを書く。

第4段階|第三者の声

生徒・保護者がどう感じたかを紹介する。

この4つです。

第1段階でも情報としては十分です。

でも、第4段階までいくと、

発表会そのものが、

「この教室に通う価値」

を伝えるコンテンツになります。

ホームページでは「発表会ギャラリー」だけにしない

ホームページを作るなら、

写真を10枚並べて、

「発表会ギャラリー」

にする方法もあります。

でも私は、

写真+短いストーリー

の方がおすすめです。

例えば、

初めての発表会

「最初はステージに立つことを不安に感じていましたが、先生と何度も練習し、本番では一人で最後まで演奏することができました。」

その横に写真。

次に、

先生との連弾

「一人で演奏するだけではなく、先生との連弾も取り入れています。」

そして、

保護者の声

「本番まで頑張る姿を見て、子どもの成長を感じました。」

という構成です。

これなら、

ただ写真を見るだけではなく、

「この教室では、こんな経験ができる」

まで分かります。

写真を掲載する時はプライバシーにも配慮する

もちろん、生徒の写真を掲載する場合は、

保護者への確認が必要です。

例えば、

顔出しOK

後ろ姿のみ

顔が分からない写真のみ

掲載不可

などを、あらかじめ選べるようにしておくと安心です。

顔を出せなくても、

後ろ姿、

ピアノを弾く手元、

ステージ全体、

会場、

プログラム、

先生との連弾を横から撮った写真、

など、

雰囲気を伝える方法はたくさんあります。

今回の調査で一番面白かったこと

今回、浜松市のピアノ教室37サイトを調べると、

発表会・活動をホームページ上で確認できたのは、

56.8%。

個人教室に限ると、

73.9%。

一方、

生徒・保護者の声は、

16.2%。

明確なレッスン風景は、

8.1%以上。

でした。

つまり個人ピアノ教室では、

発表会はかなり多く見せている。

でも、

その発表会を、

生徒の成長や保護者の声までつなげて見せる余地は、まだかなりある

ということです。

ここが今回の大きな発見だと思います。

今回、一番伝えたいこと

私は、

発表会をホームページに載せる目的は、

「うちは発表会もやっていますよ」と伝えることだけではない

と思います。

発表会には、

先生。

生徒。

保護者。

教室の雰囲気。

生徒の成長。

先生の指導方針。

音楽を楽しむ姿。

いろいろな情報が詰まっています。

だから、

発表会=イベント報告

で終わらせるのではなく、

発表会=入会した後の未来を見せるコンテンツ

として考える。

例えば、

「この子も最初は初心者でした」

「一年前は人前で弾くことを怖がっていました」

「今年は自分で弾きたい曲を選びました」

と伝える。

すると、

これから教室を探している保護者も、

「うちの子も、こんなふうに成長するのかな」

と想像できます。

それが、

「この教室に一度体験に行ってみようかな」

につながるのではないでしょうか。

今日、自分のホームページを確認するなら

発表会を行っている先生は、

ぜひホームページを見ながら確認してみてください。

発表会があることだけを書いていないか。

実際の写真があるか。

生徒がどんな経験をしたのか伝わるか。

なぜ発表会を大切にしているのか書いてあるか。

生徒や保護者の声につなげられないか。

この5つです。

もし、

「年1回発表会があります」

だけになっているなら、

今年の発表会から、

写真1枚と、

生徒の成長エピソードを一つ追加する。

それだけでも、ホームページで伝わる情報はかなり増えると思います。

最後の案内

WEB UNIVERSEでは、浜松市のピアノ教室46事業者を実際に調査しながら、

料金、

体験レッスン、

先生プロフィール、

教室の強み、

口コミ、

Instagram、

LINE公式、

ホームページ、

集客導線、

そして今回のような、

発表会や教室活動の見せ方

についても研究しています。

今回の調査結果も踏まえて、ピアノ教室向けのホームページテンプレートでは、

単なる写真ギャラリーではなく、

発表会写真
+ 生徒の挑戦
+ 成長のストーリー
+ 生徒・保護者の声

まで見せられる「発表会・教室活動」セクションを作っていきたいと思っています。

今後も、

「発表会写真を載せましょう」

という一般論だけではなく、

実際のピアノ教室を調べたら、どのくらい掲載されていて、どんな見せ方ができるのか

という視点でお伝えしていきます。

ぜひ続きもご覧ください。

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