こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤です。
今回は、浜松市のピアノ教室46事業者を調査して、
「Instagramを使っている教室には、どんな特徴があるのか」
そして、
「更新を続けている教室と、更新が止まっている教室では何が違うのか」
について考えてみたいと思います。
ピアノ教室の先生から、
「Instagramってやった方がいいですか?」
「更新が続かないんですが、それでもやる意味がありますか?」
という話を聞くことがあります。
そこで今回は、
Instagram単体を見るのではなく、
ホームページ、LINE、体験レッスン、先生や生徒の写真、口コミなども一緒に比較
してみました。
すると、
Instagramを使っている教室は、
Instagramだけを頑張っているわけではない
ということが見えてきました。
まず調査結果です

今回調査したのは、
浜松市のピアノ教室46事業者。
そのうちInstagramを確認できたのは、
27件。
割合にすると、
58.7%
でした。
ただし、この中には大手音楽教室のブランド共通Instagramも含まれています。
そこで、大手と個人教室を分けてみます。
▪️大手・企業系14件 Instagramあり:13件/14件=92.9%
▪️個人・小規模32件 Instagramあり:14件/32件=43.8%
でした。
つまり個人・小規模のピアノ教室では、約44%がInstagramあり
逆に言うと、半数以上ではInstagramを確認できなかったという結果です。
Instagramを使っている14教室には、どんな特徴があった?

個人・小規模32教室について、
Instagramあり14教室と、
Instagramを確認できなかった18教室を比較しました。
結果はこちらです。
| 項目Instagramあり14教室 | Instagram未確認18教室 | |
|---|---|---|
| ホームページあり | 100% | 50.0% |
| Google→HP | 92.9% | 50.0% |
| 体験レッスン導線 | 100% | 55.6% |
| LINE公式あり | 57.1% | 5.6% |
| Instagram→LINE | 57.1% | 0% |
かなり大きな差がありました。
ここから、いくつか特徴が見えてきます。
① Instagramを使っている教室は、全てホームページもあった
Instagramありの14教室では、
14件すべて、ホームページが確認できました。
100%です。
一方、
Instagram未確認の18教室では、
ホームページありは、
50%。
つまり今回のデータを見る限り、
「ホームページの代わりにInstagramを使う」
というより、ホームページを持った上でInstagramも使う
という教室の方が多かったということです。
これは結構大事なポイントだと思います。
Instagramとホームページは役割が違う

例えばホームページでは、
料金、
対象年齢、
レッスン時間、
年間回数、
講師紹介、
アクセス、
体験レッスン、
FAQ
などを整理して見せることができます。
一方、Instagramでは、
今日のレッスン、
発表会、
先生の日常、
生徒の成長、
教室の雰囲気
など、
ホームページでは伝えにくい「今」を見せることができます。
つまり、ホームページ → 詳しく知ってもらう場所
Instagram →現在の教室を感じてもらう場所
という違いです。
② Instagramあり教室は、体験レッスン導線が100%

これもかなりはっきりしました。
Instagramあり14教室では、
14件すべて、体験レッスンへの導線がありました。
一方、
Instagram未確認18教室では、
55.6%。
つまり、
Instagramを使っている教室は、
単に、
「写真を投稿している」
だけではなく、
その先に、体験レッスンという次の行動を用意している傾向があります。
Instagramの目的はフォロワー数ではない
ここは今回の動画で、かなり伝えたいところです。
Instagramを始めると、
どうしても、
「フォロワーを増やさなければ」
「毎日投稿しなければ」
と考えがちです。
でも、地域の個人ピアノ教室の場合、
全国から何万人もフォロワーを集める必要はありません。
例えば、
浜松市でピアノ教室を探している保護者が、
Googleで教室を見つける。
ホームページを見る。
そして、
「普段どんな教室なんだろう?」
と思ってInstagramを見る。
そこで、
先生や生徒の様子が分かる。
そして、
「ちょっと体験してみようかな」
と思う。
この流れができれば、
フォロワー数が何千人もいなくても、
Instagramの役割は果たしています。
③ LINEとの組み合わせには大きな差があった

LINE公式を確認できた割合を見ると、
Instagramあり14教室では、
57.1%。
Instagram未確認18教室では、
5.6%。
かなり大きな差です。
さらに、
InstagramからLINEへ進む導線も、
Instagramあり14教室のうち、
57.1%
で確認できました。
つまり、
▪️Instagram「この先生、良さそう」
↓
▪️ LINE「少し聞いてみよう」
↓
▪️体験レッスン
という流れです。
前回調べたLINE公式のデータともつながっています。
④ Instagramを使っている教室ほど「人」が見える

ここも非常に面白い結果でした。
元の調査で確認したGoogleマップ等の写真情報を見ると、
▪️先生・講師写真
Instagramあり:85.7%
Instagram未確認:22.2%
▪️生徒・子ども写真
Instagramあり:64.3%
Instagram未確認:11.1%
▪️レッスン写真
Instagramあり:57.1%
Instagram未確認:0%
▪️発表会・演奏・活動写真
Instagramあり:71.4%
Instagram未確認:5.6%
でした。
かなり差があります。
もちろん、これはInstagram内の投稿だけを数えた数字ではありません。
Web全体の写真情報との比較です。
でも、
Instagramを使っている教室は、
先生、生徒、レッスン、発表会など「人が動いている教室」を見せる傾向
がかなり強いことが分かります。
ここから「更新している教室」の意味を考えてみる

では、
Instagramを更新し続ける意味は何でしょうか。
私は、
投稿数を増やすことそのものではない
と思います。
例えば、
初めて教室を見つけた保護者がInstagramを開いたとします。
そこで、
最近の発表会。
今月のレッスン。
今年の生徒募集。
先生の近況。
などが出てくる。
すると、「この教室、今もちゃんと活動しているんだ」
と分かります。
これは意外と大きな安心材料です。
更新が止まっていると、何が起きる?
例えば最終投稿が、
2年前。
3年前。
プロフィールには、
「新規生徒募集中」
と書いてある。
この場合、見る側は、
「今も募集しているのかな?」
「教室は続いているのかな?」
「LINEしても大丈夫かな?」
と迷います。
つまりInstagramの更新停止で問題なのは、
アルゴリズム上不利になることだけではありません。
もっと基本的な、「現在の教室の状況が分からなくなる」
ということです。
毎日投稿しなくてもいい
私はピアノ教室の場合、
毎日Instagramを更新する必要はないと思います。
ピアノ教室の先生は、
レッスンそのものが仕事です。
投稿を作るために、
毎日何時間も使う必要はありません。
例えば、
月に2〜4回でも、
発表会をしました。
新年度の募集を開始しました。
レッスンでこんなことがありました。
空き曜日が変わりました。
という情報があれば、現在も教室が動いている」
ことは伝わります。
⑤ 口コミ件数にも違いがあった
Google口コミ件数を数値確認できた個人教室18件について比較すると、
Instagramあり11教室では、
口コミ平均、
約5.1件。
Instagram未確認7教室では、
平均、
約2.9件。
でした。
もちろん、
Instagramを更新すれば口コミが増える、
という意味ではありません。
ただ、
Instagramを使っている教室は、
先生の写真を載せる。
生徒の様子を見せる。
発表会を発信する。
LINEを作る。
体験導線を整える。
というように、
教室全体の発信を比較的丁寧に行っている傾向
があります。
口コミも、その一部なのかもしれません。
今回の調査で一番見えてきたこと

私は、「Instagramをやっている教室」と「やっていない教室」の違いは、Instagramだけではない
ということが、今回一番面白いところだと思います。
Instagramあり教室では、
ホームページ100%。
体験導線100%。
Google→HP92.9%。
LINE57.1%。
さらに、
先生や生徒、レッスン、発表会など、
「人が見える情報」も多い。
つまり、
情報発信そのものに積極的な教室
という特徴があるように見えます。
では「更新している教室」と「止まっている教室」で何を比べる?
ここからは今回の追加調査として、
Instagramが確認できた個人教室について、
最終投稿日を調べると面白いと思います。
例えば、
▪️更新中・・・3か月以内に投稿あり
▪️低頻度・・・3〜6か月以内
▪️停止・休眠傾向・・・6か月以上投稿なし
という形です。
そして、
更新中の教室と停止している教室で、
ホームページ
体験導線
LINE
口コミ
先生写真
発表会
投稿内容
を比較します。
特に見たいのは「何を投稿しているか」
私は投稿回数だけでなく、
投稿内容
を見た方が重要だと思います。
例えば、
▪️レッスン風景
▪️生徒の成長
▪️発表会・イベント
▪️先生の考え方
▪️演奏動画
▪️空き枠・募集情報
▪️教室の日常
というように分類します。
その中で、
現在も更新している教室は、
何を投稿しているのか。
ここを見ると、
単に「SNS運用が上手」という話ではなく、
「教室の何を外へ伝えているのか」が分かります。
私ならInstagramはこう使う
個人ピアノ教室の場合、
私はこんな役割分担にします。
▪️Google
まず見つけてもらう。
↓
▪️ホームページ
料金、コース、先生、アクセスを詳しく知ってもらう。
↓
▪️Instagram
先生や生徒、発表会など、現在の教室を見てもらう。
↓
▪️LINE
「ちょっと聞きたい」という人が相談する。
↓
▪️体験レッスン
実際に教室へ来てもらう。
つまり、
Google
↓
HP
↓
Instagram
↓
LINE
↓
体験レッスン
です。
Instagramは「新規集客」だけのものではない
ここも大事だと思います。
Instagramには、
これから教室を探す人だけでなく、
現在通っている生徒や保護者もいます。
例えば、
発表会の様子。
生徒の成長。
教室のイベント。
先生の想い。
こういう投稿は、
現在通っている人にも、
「この教室に通っていて良かった」
という気持ちにつながる可能性があります。
そして、その積み重ねが、
口コミや紹介にもつながるかもしれません。
だからInstagramは、
単なる広告ではなく、「教室との関係を育てる場所」として考える方法もあります。
更新できないなら、無理に続けなくてもいい
ここは先生方に伝えておきたいところです。
Instagramを作ったからといって、
必ず毎週更新し続けなければいけない、
ということではありません。
もし更新が負担になっているなら、
ホームページのお知らせを月1回更新する。
Googleビジネスプロフィールに最新情報を入れる。
Instagramは発表会や募集時だけ更新する。
という方法もあります。
重要なのは、「今、この教室がどういう状態なのか」が分かることです。
更新が止まっている場合に最低限やっておきたいこと
例えばInstagramをしばらく更新できない場合でも、
プロフィールだけは最新にしておきます。
現在の募集状況
対象年齢
教室エリア
ホームページ
LINE
体験レッスン
など。
そして、
最新情報はホームページをご覧ください
としておけば、
Instagramが止まっていても、
ユーザーを最新情報へ案内できます。
今回の調査から見えてきた5つ
まとめます。
1、個人・小規模32教室のうち、Instagramを確認できたのは、14件、43.8%。
2、Instagramあり14教室は、100%ホームページあり。
3、さらに、100%体験レッスン導線あり。
4、LINE利用も、57.1%対5.6%と大きな差があった。
5、Instagramあり教室ほど、先生、生徒、レッスン、発表会など「人が見える情報」が多かった。
という結果でした。
今回、一番伝えたいこと
Instagramについて考えると、
どうしても、
投稿頻度。
フォロワー数。
リール再生数。
といった数字を見てしまいます。
でも、地域の個人ピアノ教室なら、
それよりも、
「最近も教室が動いていることが分かる」
「先生の人柄が分かる」
「実際のレッスンが分かる」
「ホームページや体験レッスンへ進める」
ことの方が重要ではないかと思います。
Instagramを、単独の集客ツールとして考えるのではなく、
「ホームページだけでは伝わりにくい“今の教室”を見せる場所」として使う。
私はその方が、個人ピアノ教室には合っていると思います。
まとめ
WEB UNIVERSEでは、浜松市のピアノ教室46事業者を実際に調査しながら、
ホームページ、
料金、
体験レッスン、
先生写真、
口コミ、
LINE公式、
Instagram、
集客導線などを研究しています。
今回も、
「Instagramは毎日更新した方がいい」
という一般論ではなく、
実際にInstagramを使っている教室を調べたら、他のWeb導線にどんな違いがあったのか
という視点で見てみました。
今後は、Instagramを実際に更新している教室について、
どんな内容を投稿しているのか
まで調べてみたいと思います。
WEB UNIVERSEでは、こうした調査結果をもとに、
ホームページ・チラシ・LINE・Instagramが一つにつながる、ピアノ教室向けの集客テンプレートも制作しています。
ぜひ続きもご覧ください。

