こんにちは。
地域の事業者を調査して、ホームページを中心とした集客について発信しているWEB UNIVERSEです。
今回は、
「FPの料金はいくらが多い?独立系FPの相談料金を調べてみた」
というテーマでお話しします。
ファイナンシャルプランナーとして独立するとき、
かなり悩みやすいのが、
「相談料金をいくらにするか」
ではないでしょうか。
60分5,000円なのか。
11,000円なのか。
初回は無料にするのか。
ライフプラン作成は別料金にするのか。
継続サポートはいくらにするのか。
実際に他の独立系FPがどのような料金設計をしているのか、気になる方も多いと思います。
そこで今回は、以前行った、
全国のファイナンシャルプランナー50事業者 × 50項目=2,500データ
の調査から、
特に料金ページまで詳しく確認できた事業者について、
・初回相談
・60分相談
・90分相談
・スポット相談
・ライフプラン商品
・継続契約
を比較してみました。
なお、今回の50事業者すべてについて詳細な料金を確認できたわけではありません。
料金まで詳しく確認できたのは主に10事業者です。
そのため今回は、
「FP業界全体の正式な相場」ではなく、実際に確認できた独立系FPの料金事例
として見ていただければと思います。
まずは、調査結果から見ていきます。
独立系FPの相談料金を調べた結果

今回、具体的な有料スポット相談料金を確認できたのは9事例でした。
金額は、
3,300円〜15,400円。
かなり幅があります。
これを集計すると、
・最安 3,300円
・最高 15,400円
・平均 約10,878円
・中央値 11,000円
となりました。
今回、特に注目したいのが、
中央値11,000円
です。
安い料金や高い料金に平均値が引っ張られる可能性がありますので、
実際の価格帯を見るときは中央値も参考になります。
今回の9事例では、
独立系FPのスポット相談は、1万円前後から11,000円程度
という価格が一つの目安として見えてきました。
60分相談は11,000円が目立った

次に、
60分相談
だけを見てみます。
今回確認できた5事例では、
・15,400円
・11,000円
・11,000円
・11,000円
・10,000円
でした。
つまり、
60分相談は10,000円〜15,400円。
平均は、
11,680円。
中央値は、
11,000円。
そして5事例のうち3事例が、
11,000円
でした。
今回の調査だけを見ると、
「60分11,000円」
は、かなり参考にしやすい料金設定だと思います。
これから独立するFPの方が、
「60分いくらにしたらいいか全く分からない」
という場合には、
まず、
60分11,000円前後
を一つの基準にして、
そこから自分の専門性やサービス内容に合わせて調整する方法も考えられます。
90分相談は料金差がかなり大きかった

一方、
90分相談として確認できた主な事例では、
・3,300円
・8,000円
・13,200円
でした。
中央値は、
8,000円。
平均は、
約8,167円。
ただし、
ここは単純に、
「90分は8,000円が相場」
とは言えません。
なぜなら、
同じ90分でも、
商品の役割が違うからです。
例えば、
3,300円は低価格の入口商品。
8,000円はお試し相談。
13,200円は通常の有料相談。
というように、
「何分相談するか」だけでは価格が決まっていない
ことが分かります。
これはFPの商品設計を考えるうえで、かなり重要なポイントだと思います。
料金は「時間」だけでは決まっていない
例えば、
60分11,000円なら、
90分は16,500円。
120分なら22,000円。
と単純に時間で計算したくなります。
ところが、実際のFP事務所を見ると、
必ずしもそうなっていません。
今回確認できた120分相談では、
15,000円
という事例もありました。
つまり、
相談時間が長くなるほど、
時間単価を少し下げる設計もあります。
また、
低価格で最初の相談に来てもらい、
その後、
より高い商品に進んでもらうために、
入口だけ安くしている事業者もあります。
ですから、
FPの料金を考えるときには、
「1時間いくらか」
だけではなく、
「この商品は何のための商品なのか」
まで考える必要があります。
初回相談は無料と有料が半々だった

次に気になるのが、
初回相談を無料にするか、有料にするか。
です。
料金まで詳しく確認した10事業者を分類すると、
・最初から有料相談 5社
・無料相談から有料相談へ 3社
・無料の相性確認・説明から有料相談へ 2社
でした。
つまり、
最初から有料相談 5社
何らかの無料接点あり 5社
で、
ちょうど半々です。
これはかなり面白い結果だと思います。
独立系FPというと、
「最初は無料相談にしないと問い合わせが来ないのでは?」
と思うかもしれません。
でも今回の調査では、
10社中5社は最初から有料相談
でした。
つまり、
無料相談は必須ではありません。
無料相談でも「何でも無料」ではなかった

さらに重要なのが、
無料相談の中身です。
今回確認した中には、
無料30分=本格的なFP相談
ではなく、
・相談内容の確認
・サービス説明
・FPとの相性確認
・今後の進め方を決める
という時間にしている事業者がありました。
つまり、
無料で問題を解決するのではなく、有料相談に進む前の確認
です。
これは非常に参考になると思います。
例えば、
無料30分の相性確認
↓
60分11,000円の本相談
↓
55,000円のライフプラン作成
という流れです。
無料相談を入れる場合も、
「どこまで無料でやるのか」
を明確にしておくことが重要です。
ライフプラン商品は3万円〜5万5,000円の事例

次に、
スポット相談より一段上の商品を見てみます。
明確にライフプラン作成料金として確認できた主な事例では、
・30,000円
・55,000円
・55,000円
でした。
今回確認できた範囲では、
約3万円〜5万5,000円
です。
特に、
55,000円
が複数確認できました。
ここで重要なのは、
単なる相談時間の延長として売っていないことです。
例えば、
60分相談では、
「今抱えている悩みを整理する」
ことを中心にする。
一方、
ライフプラン商品では、
・現在の家計
・住宅購入
・教育費
・保険
・資産形成
・老後
などをまとめて整理する。
つまり、
提供する成果物や解決範囲が違います。
だから、
「60分11,000円×5回=55,000円」
という考え方だけではなく、
一つの商品としてライフプランを設計する
ことができます。
低価格の中間商品を作っているFPもいた

さらに、
スポット相談とライフプラン商品の間に、
中間商品
を置いている事業者もありました。
例えば、
無料面談
↓
マイホーム予算診断5,500円
という事例。
また、
初回相談3,300円
↓
30日間パック19,800円〜
という事例。
さらに、
お試し相談8,000円/90分
↓
通常相談19,800円/90分
という設計もありました。
つまり、
FPの商品は、
「無料相談」
と、
「高額なライフプラン」
の2つだけではありません。
間に、
5,000円〜2万円程度の商品
を作る方法もあります。
お客様からすると、
いきなり5万円の商品を購入するより、
一度低価格の商品を利用して、
「このFPなら相談できそう」
と思ってから本商品に進む方が安心できます。
継続契約を用意していた事業者は6割
FPの商品は、
一度ライフプランを作って終わり、
というものだけではありません。
今回詳細確認した10事業者のうち、
6社で継続プラン・継続支援
を確認できました。
つまり、
6社/10社=60%。
内容は、
・顧問契約
・月次相談
・複数回パック
・30日間サポート
・年間サポート
・アフターフォロー
などです。
FPの仕事は、
継続支援とかなり相性が良いと思います。
なぜなら、
お客様の状況は変化するからです。
例えば、
住宅を購入する。
子どもが進学する。
転職する。
収入が変わる。
NISAを始める。
退職する。
相続が発生する。
そのたびに、
お金の計画も変わります。
ですから、
最初にライフプランを作って終わりではなく、その後をサポートする商品
を作ることができます。
月額5,000円前後の継続商品もあった
今回、具体的な月額料金まで確認できた事例では、
月額5,000円〜
月額5,500円+入会金
というものがありました。
ただし、
具体的な月額料金まで確認できた母数は少ないため、
「FPの顧問契約は月5,000円が相場」
とまでは言えません。
あくまで、
実際の商品設計の事例です。
ただ、
月5,000円なら、
年間で、
60,000円。
月5,500円なら、
年間で、
66,000円。
です。
スポット相談だけでは、
お客様一人あたりの売上は11,000円程度で終わるかもしれません。
でも、
継続商品があることで、
FP側も長期的にお客様を支援できますし、
事業としての売上も安定しやすくなります。
独立系FPの料金設計は「階段」になっていた

今回の料金調査で、
一番重要だと思ったのが、
価格そのものより、商品の階段があること
です。
例えば、
入口
無料の相性確認
または、
3,300円〜1万円前後の初回相談
↓
スポット相談
約10,000〜15,000円
↓
ライフプラン・複数回商品
約20,000〜55,000円
↓
継続支援
月額商品・顧問契約
という流れです。
つまり、
お客様に最初から、
「55,000円のライフプランを買ってください」
と伝えるのではありません。
まず、
FPを知ってもらう。
↓
一度相談してもらう。
↓
必要であれば詳しいプランを作る。
↓
さらに必要であれば継続支援を行う。
という流れです。
これは、
FP集客を考えるうえでも非常に重要だと思います。
11,000円は高い?安い?
ここで、
「60分11,000円って高いのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、
価格だけを見るのではなく、
その11,000円で何をしてもらえるのか
を見る必要があります。
例えば、
同じ11,000円でも、
Aは、
60分話して終わり。
Bは、
・事前ヒアリング
・60分Zoom相談
・家計状況の整理
・相談後のまとめ
・簡単なフォロー
・金融商品の販売なし
まで含まれている。
この2つでは、
お客様が感じる価値は違います。
だから、
価格を下げることだけを考えるより、
料金の中に何が含まれているかを明確にする
ことが重要です。
FPの料金ページで伝えたいこと
今回の調査を踏まえると、
FPの料金ページでは、
単に、
「60分11,000円」
と書くだけではなく、
次の内容もあると分かりやすいと思います。
・誰向けの相談なのか
・何分なのか
・何を相談できるのか
・事前準備はあるのか
・相談後に何がもらえるのか
・メールなどのフォローはあるのか
・金融商品を販売するのか
・次にどんな商品があるのか
特に独立系FPの場合、
「なぜ相談料をいただくのか」
を説明することも重要です。
例えば、
「金融商品の販売ではなく、相談料をいただくことで、中立的な立場からアドバイスしています」
という説明です。
これなら、
11,000円という価格にも意味が出ます。
これから料金を決めるFPなら、まず3つの商品を考える
これから独立するFPの方が、
料金を決めるなら、
私はまず3段階で考えると分かりやすいと思います。
①入口商品
例えば、
無料相性確認30分
または、
初回相談5,500円。
②メイン商品
例えば、
60分相談11,000円
または、
ライフプラン55,000円。
③継続商品
例えば、
月額5,500円、
年間サポート、
3ヶ月サポートなどです。
もちろん、
今回の調査金額をそのまま使う必要はありません。
自分の、
・経験
・専門分野
・対象者
・提供内容
・事前準備
・フォロー内容
・相談時間
によって調整します。
重要なのは、
「60分いくらにする?」だけで料金を決めないこと。
です。
今回の料金調査で分かった5つの数字
今回の結果を、もう一度まとめます。
1つ目。
詳細確認10事業者のうち、
5社、50%が最初から有料相談。
無料相談は必須ではありませんでした。
2つ目。
有料スポット相談9事例の中央値は、
11,000円。
平均は、
約10,878円。
3つ目。
60分相談5事例の中央値も、
11,000円。
今回の調査では、
60分11,000円前後
がかなり目立ちました。
4つ目。
ライフプラン作成商品の主な確認事例は、
30,000円〜55,000円。
5つ目。
詳細確認10社中、
6社、60%で継続支援を確認。
つまり、
スポット相談だけではなく、
その先の商品まで作っているFPが多く見られました。
FPの料金はいくらが多かった?
今回、
全国50事業者の調査から、
特に料金まで詳しく確認できた独立系FPを比較しました。
そこで見えてきた一つの数字が、
11,000円。
です。
スポット相談9事例の中央値が、
11,000円。
60分相談5事例の中央値も、
11,000円。
ですから、
今回の調査だけを見ると、
「60分1万円前後〜11,000円程度」
は、一つの参考価格になりそうです。
ただし、
今回調べて一番重要だと思ったのは、
相談料金そのものではありませんでした。
重要なのは、
その次に何があるか。
です。
無料・低価格の入口
↓
スポット相談
↓
ライフプラン
↓
継続支援
という商品階段を作る。
つまり、
FPの料金を考えるときには、
「60分いくらにするか」ではなく、「お客様がどの順番でサービスを利用するか」まで設計する。
これが、
今回独立系FPの相談料金を調べて見えてきた、
一番大きなポイントだと思います。
今後もWEB UNIVERSEでは、
実際の事業者を調査しながら、
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これから独立するFPの方や、
現在の相談料金を見直したい方は、
ぜひ次の記事もご覧ください。

