こんにちは。
地域の事業者を調査して、ホームページを中心とした集客について発信しているWEB UNIVERSEです。
今回は、
「ファイナンシャルプランナーのホームページ50社を調査して分かった、“最初の3秒”で伝えるべきこと」
についてお話しします。

今回、全国のファイナンシャルプランナー50事業者について、
50事業者 × 50項目=2,500データ
を調査しました。
その中で特に注目したのが、
ホームページを開いたときに、何をしているFPなのかがすぐ分かるか
という部分です。
今回の調査では、
実際にユーザーにホームページを3秒だけ見せて計測したわけではありません。
そのため今回は、
「ファーストビューを見た段階で、誰向けのFPなのかが分かるか」
という調査項目をもとに、
「最初の3秒」という考え方で見ていきます。
結論から言うと、
FPのホームページで最初に伝えたいのは、
「私たちはファイナンシャルプランナーです」
ということだけではありません。
もっと重要なのは、
誰向けなのか
何を解決してくれるのか
誰が相談に乗るのか
この3つです。
まずは、調査結果から見ていきます。
ファイナンシャルプランナー50社のファーストビューを調査

今回調査した50事業者について、
「ファーストビューで誰向けか分かるか」
を確認したところ、
・非常に分かる 2社
・分かる 8社
・プロフィールなどを見れば分かる 40社
という結果になりました。
つまり、
ホームページを見た比較的早い段階で「誰向けのFPなのか」が分かったのは、50社中10社。
割合にすると、
20%です。
一方、
40社、80%は、プロフィールなどを読めば強みや対象者は分かるものの、最初の画面では分かりにくい
という結果でした。
これはかなり大きな差だと思います。
FP本人からすると、
「プロフィールにちゃんと書いてあります」
「サービスページを見れば分かります」
という状態かもしれません。
ただ、
初めてホームページを見るお客様は、
必ずしもそこまで読んでくれるとは限りません。
まず最初に、
「ここは自分に関係がありそうだ」
と思ってもらう必要があります。
集客設計TOP10は10社すべて「誰向けか」が分かった
さらに興味深かったのが、
今回50事業者の中から、
・ポジショニング
・信頼性
・料金
・問い合わせ導線
・ブログ
・差別化
などを総合的に見て、
「集客設計が参考になりそう」
と判断したTOP10です。
この10社について見ると、
10社中10社すべてが、「誰向けか」が比較的早い段階で分かる設計
になっていました。
内訳は、
・非常に分かる 2社
・分かる 8社
です。
50社全体では、
20%。
集客設計TOP10では、
100%。
もちろん、
これだけで、
「ファーストビューが分かりやすければ売上が上がる」
と断定することはできません。
実際の問い合わせ件数や売上は調査していないからです。
ただ、
少なくとも「相談先として選びやすいホームページ」には、最初の段階で特徴が伝わるという共通点があった
とは言えそうです。
最初の3秒で伝えるべきこと①「誰向けなのか」

まず一つ目は、
誰向けのファイナンシャルプランナーなのか。
ここが一番重要です。
例えば、
「お金に関することなら何でもご相談ください」
というホームページがあったとします。
間違ってはいません。
FPは、
住宅、
家計、
保険、
教育費、
NISA、
老後、
相続など、
幅広い相談に対応できます。
ただ、
初めて見る人からすると、
「自分に合っているFPなのか」が分かりません。
一方、
「住宅購入を考え始めた30〜40代子育て世帯へ」
と書いてあったらどうでしょうか。
今まさに住宅購入を考えている30代の人なら、
「これは自分のことだ」
と思います。
あるいは、
「NISAを始めたいけれど、何から始めればいいか分からない方へ」
でもいいと思います。
大事なのは、
FP側が伝えたいことから始めるのではなく、
お客様が「私向け」と判断できる言葉から始めること。
です。
「個人のお客様へ」だけではまだ広い
例えば、
ホームページに、
「個人のお客様へ」
と書いてあるケースもあります。
これも対象者を分けてはいるのですが、
まだかなり広いですよね。
個人と言っても、
20代独身、
30代子育て世帯、
40代共働き、
50代で老後を考え始めた人、
60代で退職金を受け取った人、
では悩みが全く違います。
そこで、
もう一段具体的にします。
例えば、
30〜40代子育て世帯
住宅購入前のご夫婦
50代から老後資金を考えたい方
NISA初心者
中小企業経営者
などです。
ここまで具体化すると、
ホームページの第一印象が大きく変わります。
最初の3秒で伝えるべきこと②「何を解決してくれるのか」

二つ目は、
何を解決してくれるのか。
です。
FPのホームページでは、
「ライフプラン相談」
「住宅相談」
「資産形成相談」
といったサービス名が書かれていることがあります。
もちろん必要です。
ただ、お客様が本当に知りたいのは、
サービス名ではなく、相談したら何が分かるのか
です。
例えば、
「住宅ローン相談」
より、
「わが家はいくらの家なら無理なく買えるのかを整理します」
の方が分かりやすい。
「老後資金相談」
より、
「このままの貯蓄で老後は大丈夫なのかを数字で見える化します」
の方が分かります。
「NISA相談」
より、
「NISAを始めたいけれど、何を選べばいいか分からない方の疑問を整理します」
の方が、
相談するイメージができます。
つまり、
サービス名ではなく、お客様の疑問に答える形にする。
これがポイントです。
抽象的なキャッチコピーだけでは判断できない
今回調査した中でも、
理念的なキャッチコピーはたくさんありました。
例えば、
「豊かな未来をサポートします」
「あなたの人生に寄り添います」
「未来のお金を一緒に考えます」
といった表現です。
とても良い言葉だと思います。
ただ、
これだけでは、
何を相談できるのか
までは分かりません。
そのため、
理念的なキャッチコピーを使う場合でも、
そのすぐ下に、
具体的な説明
を加えることが重要です。
例えば、
「あなたの未来に寄り添います」
その下に、
「住宅購入前の30〜40代ご夫婦を対象に、家計・教育費・住宅ローンを整理します」
と入れる。
これなら、
ブランドメッセージも残しながら、
何を相談できるのかも伝わります。
最初の3秒で伝えるべきこと③「誰が相談に乗るのか」
三つ目は、
誰が相談に乗るのか。
これもFPでは非常に重要です。
今回の調査では、
代表者の写真自体は、
50事業者すべてで確認できました。
ただし、
これはプロフィールページなども含めた結果で、
ファーストビューに全社が顔写真を載せていたという意味ではありません。
一方、
今回詳しく分析したTOP10では、
10社中10社で、顔や人物像が分かる設計
になっていました。
FPは、
単に商品を買うサービスではありません。
相談するときには、
・年収
・貯金
・住宅ローン
・保険
・教育費
・老後
・資産
・家族構成
など、
かなりプライベートな話をします。
だからこそ、
お客様は、
「何を相談できるか」
と同じくらい、
「誰に相談するのか」
を見ています。
顔写真だけではなく「どんなFPか」まで伝える
ただ、
顔写真を置けばいいという話でもありません。
今回の集客設計TOP10を見ると、
・顔写真
・プロフィール
・FP資格
・経歴
・相談スタンス
・独立系であること
・金融商品を販売するかどうか
などを組み合わせて、
人物像を伝えていました。
例えば、
「CFP・1級FP技能士」
だけでも信頼材料にはなります。
ただ、
さらに、
「金融商品を販売しない独立系FP」
「元住宅会社勤務」
「住宅購入相談を中心に対応」
と書いてあれば、
どんな人なのかがさらに分かります。
つまり、
資格+経験+相談スタンス
です。
これが、
「この人に相談してみようかな」
につながります。
「誰向け・何を解決・誰が相談に乗る」の3つを入れる
ここまでを整理すると、
FPのホームページで最初に伝えたいのは、
① 誰向け
② 何を解決
③ 誰が相談に乗る
です。
例えば、
ファーストビューをこう作ることができます。
住宅購入を考え始めた30〜40代子育て世帯へ
「わが家はいくらの家なら無理なく買える?」を第三者の立場から一緒に整理します。
金融商品を販売しない独立系FP・○○が相談を担当します。
これなら、
ホームページを開いた瞬間に、
「誰向け?」
→ 30〜40代子育て世帯
「何を相談できる?」
→ 無理なく買える住宅予算
「誰に相談する?」
→ 金融商品を販売しない独立系FP
まで分かります。
これが、
今回の調査結果から考える、
FPホームページのファーストビューの基本形です。
伝わりにくいホームページと伝わりやすいホームページ
例えば、
2つのホームページがあったとします。
Aのホームページ。
「あなたの豊かな未来をサポートします」
「お金のことなら何でもご相談ください」
「CFP資格保有」
Bのホームページ。
「住宅購入を考え始めた30〜40代子育て世帯へ」
「わが家はいくらの家なら無理なく買える?を一緒に整理します」
「金融商品を販売しない独立系FP・○○が担当」
Aも、
決して悪いことを書いているわけではありません。
でも、
Bの方が、
誰向けなのか
何をしてくれるのか
誰に相談するのか
が具体的です。
だから、
対象となるお客様にとっては、
Bの方が、
「これは私のためのサービスだ」
と判断しやすくなります。
「FPです」より先に「あなた向けです」を伝える

ここは今回の動画で、
特に伝えたいポイントです。
FP側からすると、
「ファイナンシャルプランナーとして何ができるか」
を説明したくなります。
でも、
お客様が最初に考えていることは、
「この人はFPなのか?」
だけではありません。
むしろ、
「自分の悩みを相談できるのか?」
です。
だから、
ホームページの最初では、
私はFPです
より、
あなたのこの悩みを解決するFPです
まで伝えた方が分かりやすくなります。
例えば、
「独立系ファイナンシャルプランナー○○事務所」
だけではなく、
「50代から老後資金を整理したい方のための独立系FP」
とする。
「FP相談受付中」
ではなく、
「NISAを始めたいけれど何を選べばいいか分からない初心者の方へ」
とする。
これだけでも、
ホームページの印象はかなり変わります。
ファーストビューに入れたい5つの要素

今回の調査を踏まえて、
FPホームページの最初の画面を作るなら、
私は次の5つを確認します。
① 誰向けか
・30〜40代子育て世帯
・住宅購入前の方
・NISA初心者
・50代
・経営者
などです。
② どんな悩みを解決するか
・住宅購入予算
・NISA
・老後資金
・教育費
・相続
など。
③ どんな結果が得られるか
「相談できます」ではなく、
何が分かるようになるのか
まで書きます。
④ 誰が相談に乗るか
顔写真、
名前、
資格、
経歴などです。
⑤ 次に何をすればいいか
・初回相談
・無料相性確認
・相談予約
・問い合わせ
など、
次の行動も分かるようにします。
今のホームページを5秒でチェックしてみる
FPの方は、
自分のホームページを一度、
初めて見る人のつもりで
開いてみてください。
そして、
最初の画面だけを見て、
次の質問に答えてみてください。
誰向け?
何を相談できる?
相談すると何が分かる?
誰が相談に乗る?
次にどこを押す?
この5つにすぐ答えられれば、
かなり分かりやすいホームページになっていると思います。
逆に、
プロフィールページ、
サービスページ、
料金ページまで読まないと答えられない場合は、
その情報を、
もっと上に持ってくる
ことを考えてみてください。
ファイナンシャルプランナー50社を調査して分かった3つの数字

今回の調査結果を、もう一度まとめます。
1つ目。
ホームページの比較的早い段階で、
「誰向けか」が分かったFPは、
50社中10社、20%。
2つ目。
残り、
40社、80%は、プロフィールなどまで見れば特徴が分かる状態
でした。
3つ目。
今回、
集客設計が参考になると評価したTOP10では、
10社中10社、100%で「誰向けか」が比較的早い段階で分かりました。
さらにTOP10では、
10社すべてで顔・人物像が確認できる設計
になっていました。
ここから見えてくるのは、
ホームページの情報量を増やすことより、
重要な情報を最初に出すこと
の大切さです。
最初の3秒で伝えるべきこと

今回、
全国のファイナンシャルプランナー50事業者、
50項目、
合計2,500データを調査しました。
その結果から考える、
FPホームページの最初の3秒で伝えたいことは、
「誰向けなのか」
「何を解決するのか」
「誰が相談に乗るのか」
この3つです。
つまり、
誰向け
↓
どんな悩み
↓
誰が解決する
です。
おしゃれなホームページを作ることも、
Instagramを更新することも、
YouTubeを始めることも大切です。
でも、
その前に、
ホームページを開いた人が、
「ここは私のための相談先かもしれない」
と思える状態になっているか。
まず、そこを確認してみてください。
今回の50事業者調査を見る限り、
集客設計が参考になるFP事務所ほど、
詳しく読まなくても「何のFPなのか」が分かる
という共通点がありました。
最初の3秒で、
すべてを説明する必要はありません。
でも、
続きを読みたくなる理由は伝える。
これが、
FPホームページのファーストビューを考えるときの、
一つの大切なポイントだと思います。
今後もWEB UNIVERSEでは、
実際の事業者を調査しながら、
ホームページ、
料金、
無料相談、
プロフィール、
ブログ、
問い合わせ導線など、
ファイナンシャルプランナーの集客について分析していきます。
これから独立するFPの方や、
ホームページはあるけれど問い合わせにつながらないと感じている方は、
ぜひ次の記事もご覧ください。

