こんにちは。
WEB UNIVERSEの齋藤正恵です。
今回は、「チラシを作る前に、最初に決めておきたい3つのこと」
についてお話しします。
今回の内容は、教室を運営している方や、ご自宅でエステや美容に関する講座を開催している方に、特におすすめです。
皆さんは、体験教室や講座のチラシを作ろうと思ったときに、まずCanvaを開いていませんか?
テンプレートを選び、写真を探し、色やフォントを決めるところから始める方も多いと思います。
もちろん、デザインも大切です。
ですが、チラシから体験申込みや講座の予約につなげるためには、デザインを始める前に決めておきたいことがあります。
ここが曖昧なまま作り始めると、
「きれいにできたけれど、何の教室なのか伝わりにくい」
「講座内容をたくさん載せたのに、申込みにつながらない」
「伝えたいことが多すぎて、何を大きく載せればよいか分からない」
という状態になりやすくなります。
チラシは、情報をきれいに並べるためだけのものではありません。
チラシを見た人に、
「これは私に合いそう」
「一度体験してみたい」
「この先生に相談してみたい」
と思ってもらい、申込みや予約につなげるためのものです。
今回は、チラシを作る前に決めておきたいことを、3つのポイントに分けてお伝えします。
今回の対象者
今回の動画は、次のような方におすすめです。
・自宅や地域で教室を運営している方
・子ども向けの学習教室や習い事教室を開いている方
・料理、音楽、手芸、運動などの教室を開催している方
・自宅エステや美容サロンを運営している方
・セルフケアや美容技術を教える講座を開催している方
・Canvaを使って自分でチラシを作っている方
・チラシを配っても、なかなか申込みにつながらない方
一つでも当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
よくあるお悩み
教室や講座のチラシについてご相談を受けていると、
「資格や経歴はどこまで載せればよいですか?」
「講座で学べる内容が多く、全部チラシに入れたくなります」
「おしゃれに作ったのに、体験申込みがありません」
「価格を載せると、高いと思われそうで不安です」
というお悩みをよく伺います。
このような場合、デザインだけに問題があるとは限りません。
チラシを作る前に、
「誰に来てほしいのか」
「チラシを見た人に何をしてほしいのか」
「参加すると、どのような良いことがあるのか」
が整理できていないことがあります。
それでは、チラシを作る前に決めたい3つのポイントを、一つずつ見ていきましょう。
ポイント① 誰に来てほしいのかを決める
1つ目は、
「誰に来てほしいのか」
を決めることです。
たとえば、学習教室のチラシで、
「小学生を対象とした教室です」
と書くだけでは、まだ対象が広いかもしれません。
同じ小学生でも、
・学校の授業についていけず困っている子
・読み書きに苦手さを感じている子
・勉強に自信をなくしている子
・自分に合った学習方法を見つけたい子
では、保護者が抱えている悩みも、チラシに必要な言葉も変わります。
たとえば、
「宿題に時間がかかり、親子で毎日疲れてしまっている小学生と保護者」
まで具体的にすると、チラシに書く内容が考えやすくなります。
自宅エステの講座でも同じです。
「美容に興味がある女性」
というだけでは、対象者が広すぎます。
たとえば、
・年齢とともに肌の変化が気になっている40代、50代の女性
・サロンに頻繁に通うのが難しい女性
・自宅でできるセルフケアを身につけたい女性
・自宅エステを仕事にしたいと考えている女性
では、求めている内容が違います。
セルフケアを学びたい方に向けた講座であれば、
「鏡を見るたびに肌の変化が気になるけれど、何をすればよいか分からない40代、50代の女性」
というように考えられます。
一方、自宅エステを仕事にしたい方向けであれば、
「美容が好きで、自宅で小さく仕事を始めたい女性」
が対象になるかもしれません。
対象者を決めるときは、年齢や性別だけではなく、
「今、どのような状況にいるのか」
「何に困っているのか」
「どのような未来を望んでいるのか」
まで考えてみてください。
対象者を絞ると、お客様が減ってしまうように感じるかもしれません。
ですが、誰にでも当てはまる言葉は、結果として誰にも強く響かないことがあります。
チラシを見た人が、
「これは私のことだ」
と思えることが大切です。
まずは、今回のチラシで一番来てほしい人を、一人思い浮かべてみましょう。
ポイント② 見た人に何をしてほしいのかを決める
2つ目は、
「チラシを見た人に、最終的に何をしてほしいのか」
を決めることです。
教室や講座のチラシには、さまざまな目的があります。
・体験教室を予約してもらう
・講座に申し込んでもらう
・個別相談を予約してもらう
・LINE公式に登録してもらう
・教室見学に来てもらう
・電話やメッセージで問い合わせてもらう
ここで大切なのは、チラシのゴールを、できるだけ一つにすることです。
たとえば教室のチラシに、
「LINEに登録してください」
「Instagramも見てください」
「ホームページからお問い合わせください」
「電話でも予約できます」
と、たくさんの案内が書かれていると、見た人はどれを選べばよいのか迷ってしまいます。
学習教室の体験申込みが目的であれば、
「二次元コードから体験教室を予約してもらう」
ことをゴールにします。
自宅エステ講座の募集であれば、
「LINE公式に登録し、講座の希望日を送ってもらう」
というゴールにすることもできます。
個別相談へつなげたい場合は、
「申込みフォームから、30分の個別相談を予約してもらう」
というように、具体的な行動まで決めます。
ゴールが決まると、チラシに必要な情報も決めやすくなります。
体験教室を予約してもらうためには、
・どのような子どもが対象なのか
・どのような授業を体験できるのか
・日時や場所
・参加費
・持ち物
・申込み方法
などが必要です。
自宅エステ講座であれば、
・どのような方のための講座なのか
・何を学べるのか
・講座後に何ができるようになるのか
・開催日時
・料金
・会場
・申込み方法
などを載せます。
チラシを作る前に、
「このチラシを見た人に、最後に何をしてほしいのか」
を、一文で書いてみてください。
この一文が決まると、チラシに必要な情報と、今回は載せなくてもよい情報を判断しやすくなります。
ポイント③ 相手にとってのメリットを決める
3つ目は、
「参加すると、相手にどのような良いことがあるのか」
を決めることです。
教室や講座のチラシでは、主催者が伝えたい内容だけを書いてしまいがちです。
たとえば、
「体験教室を開催します」
「少人数制の教室です」
「フェイシャルケアの方法を学びます」
「60分間の個別相談が受けられます」
という説明です。
もちろん、これらも必要な情報です。
ですが、お客様が本当に知りたいのは、
「参加したら、自分や子どもにどのような変化があるのか」
ということです。
教室の体験入学の場合
教室の体験入学で、
「実際の授業を体験できます」
と書くだけでは、体験内容の説明で終わっています。
これを、保護者にとってのメリットに変えると、
「お子さまが安心して参加できるか、先生や教室との相性を入会前に確認できます」
となります。
体験入学には、次のようなメリットがあります。
・教室の雰囲気を確認できる
・先生との相性を確認できる
・子どもが楽しく参加できるか分かる
・実際の授業内容や進め方が分かる
・入会後の様子を具体的にイメージできる
・保護者が先生に直接相談できる
・納得したうえで入会を判断できる
学習教室であれば、
「体験を通して、お子さまがどこでつまずいているのか、どのような学び方が合っているのかを知るきっかけになります」
という表現もできます。
たとえば、
「少人数制で、一人ひとりに合わせて指導します」
という教室側の説明は、
「分からないことをそのままにせず、お子さまのペースで学べます」
というメリットに言い換えられます。
「タブレットを使った学習を行います」
という内容であれば、
「書くことに苦手さがあるお子さまも、自分に合った方法で学習に取り組めます」
と伝えることができます。
教室の特徴だけではなく、その特徴によって、子どもや保護者にどのような良い変化があるのかまで考えてみましょう。
自宅エステ講座の場合
自宅エステの講座で、
「フェイシャルマッサージの方法を学びます」
と書くだけでは、講座内容の説明で終わっています。
セルフケアを学ぶ講座であれば、
「自分の肌に合ったお手入れ方法が分かり、自宅で無理なくケアを続けられるようになります」
と伝えることができます。
そのほかにも、
・自分の肌に合うケアが分かる
・間違った自己流のケアを見直せる
・毎日のケアに迷わなくなる
・サロンに頻繁に通わなくても、自宅でお手入れできる
・自分のための時間を楽しめる
・鏡を見ることが少し楽しみになる
といったメリットがあります。
たとえば、
「正しいクレンジング方法を学びます」
という内容は、
「毎日のクレンジングを見直し、肌に負担をかけにくいお手入れができるようになります」
と言い換えられます。
「顔のマッサージ方法を学びます」
という内容は、
「自宅でできる簡単なケアを覚え、忙しい日でも無理なく美容習慣を続けられます」
と言い換えられます。
自宅エステを仕事にしたい方向けの場合
自宅エステを仕事として始めたい方に向けた講座であれば、メリットは少し変わります。
講座の内容が、
「施術方法を学びます」
だけでは、受講後の姿がイメージしにくくなります。
これを、
「基本的な施術の流れを身につけ、自宅でエステサービスを始めるための第一歩を踏み出せます」
と伝えます。
そのほかにも、
・基本的な施術の流れが分かる
・お客様への声かけや対応方法を学べる
・必要な道具や準備が分かる
・自宅で始めるまでの流れが見える
・美容を仕事にするイメージを持てる
・自分にできるかどうかを確認できる
といったメリットがあります。
「少人数で丁寧に指導します」という特徴も、
「分からないことをその場で質問しながら、自分のペースで技術を身につけられます」
と伝えると、参加者にとっての良さが分かりやすくなります。
個別相談の場合
個別相談も同じです。
「60分間、個別に相談できます」
というだけでは、時間と内容の説明で終わっています。
お客様が求めているのは、相談する時間そのものではありません。
教室運営者向けの個別相談であれば、
「教室の特徴や現在の集客方法を整理し、体験申込みを増やすために何から見直せばよいかを明確にします」
と伝えられます。
自宅エステ講師向けの個別相談であれば、
「講座内容や対象者、料金、伝え方を一緒に整理し、申込みにつながる講座の見せ方を考えます」
と伝えることができます。
個別相談には、
・頭の中にある考えを整理できる
・自分では気づかなかった課題が分かる
・自分の教室や講座に合った方法が分かる
・何から始めればよいか明確になる
・一人で悩む時間を減らせる
・次にやることに自信を持てる
といったメリットがあります。
つまり、個別相談のメリットは、
「相談できること」ではなく、「相談後に迷いが減り、次の行動が分かること」
です。
メリットを考えるための文章
メリットを考えるときは、次の文章に当てはめてみてください。
「〇〇に悩んでいる方が、この教室や講座に参加すると、〇〇できるようになります」
教室であれば、
「勉強に自信をなくしているお子さまが、体験教室に参加すると、自分に合った学び方を知り、安心して学習を始められます」
自宅エステ講座であれば、
「自分に合う美容方法が分からない方が、この講座に参加すると、毎日の生活に取り入れやすいセルフケアを身につけられます」
という形です。
この文章が、チラシのタイトルや導入文を考える土台になります。
3つのポイントのおさらい
ここまで、チラシを作る前に決めたい3つのことをお伝えしました。
1つ目は、
誰に来てほしいのか。
2つ目は、
チラシを見た人に、何をしてほしいのか。
3つ目は、
参加すると、相手にどのような良いことがあるのか。
この3つを決めてから、タイトルや文章、写真、色、レイアウトを考えてみてください。
教室や講座を運営している方は、どうしても、
「自分が何を教えているのか」
「どのような資格を持っているのか」
「講座では何を行うのか」
を中心に書きたくなります。
もちろん、それらも大切です。
ですが、お客様が最初に知りたいのは、
「これは自分や子どもに合っているのか」
「参加すると、どのような良いことがあるのか」
「今抱えている悩みが、少しでも解決しそうか」
ということです。
主催者が伝えたいことだけではなく、お客様が知りたいことから考えてみましょう。
今日の行動
今日、皆さんに取り組んでいただきたいことは、これから作るチラシについて、次の3つを書き出すことです。
1.一番来てほしい人は誰ですか?
「小学生」「40代女性」だけではなく、その方が何に困っているのかまで書いてみましょう。
2.チラシを見た後、何をしてほしいですか?
体験予約、講座申込み、LINE登録、個別相談など、具体的な行動を一つ決めましょう。
3.参加すると、その人はどうなれますか?
教室の体験入学であれば、
「子どもが安心して通えそうか、入会前に確認できる」
自宅エステ講座であれば、
「自分に合ったセルフケアが分かり、自宅で続けられる」
個別相談であれば、
「悩みが整理され、次に何をすればよいか分かる」
というように、参加後の変化を書いてみてください。
まだCanvaを開かなくても大丈夫です。
まずは、ノートやメモに、この3つを一文ずつ書き出してみましょう。
この準備が、申込みにつながるチラシ作りの第一歩になります。
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