今日は「読まれるチラシの作り方」について、3つのポイントをお話ししていきます。この3つを意識してチラシを作っていただくと、読まれやすくなります。せっかく作ったチラシが読まれなかったら本当に意味がないので、デザインの前の段階、つまり構成や内容についてお話しします。
よくある失敗例としては、情報を詰め込みすぎて読みにくくなってしまったり、パッと見て「自分に関係ない」と思われたり、見出しがわかりにくくて何のチラシかわからなかったりすることです。
人間は、たった0.8秒で「自分に関係あるか・見るか見ないか」を判断すると言われています。特に今はSNSなどで情報があふれているので、その0.8秒で見てもらえるかどうかが大切です。

【1】見やすさ・情報のまとまり
人間は視覚的に「ブロック」で情報を捉えます。チラシもブロックごとに分けると見やすくなります。
例として婚活カフェのチラシの場合:
- 上部:キャッチコピーや誰に向けてのものか
- 中央:日付や申し込み方法、開催時間などの詳細
- 下部左:対象・定員・参加費などの詳細情報
- 下部右:当日の流れ(時系列)
情報がバラバラだったり、改行がなくて見づらいと、それだけで「見たくない」と思われてしまいます。タイトル、詳細、メリット、開催日時などをブロックごとに整理すると良いです。
【2】感情を動かせているか
感情はとても大事です。ワクワクするとか、行ってみたいと思わせる工夫が必要です。たとえば:
- キラキラした星やピンクなどの女性向けデザイン
- ハートやカフェっぽいふんわりした印象
また、キャッチコピーも感情を動かす要素です。
例:「話しやすい。だからまた来たくなる。無理なく続く出会い方」
誰に向けて、どんなメリットがあるのかを短く、わかりやすく伝えると効果的です。
イベントやキャンペーンのチラシでも、ただタイトルを書くだけでなく「なぜ来てほしいのか」を表すキャッチコピーを入れてください。
【3】安心感があるか
新規のお客様にとって、チラシはファーストコンタクト。初めて行く場所に不安を感じる人も多いです。だからこそ、安心感を与える情報を載せることが大切です。
たとえば:
- 「第9回開催」などの実績 → 継続性で安心感
- 開催場所がタリーズ → 知っている場所で安心
- 主催者情報(名前・HP・連絡先)を明記
- 料金を明確に書く(無料/有料、いくらか)
お客様の「不安になりそうなこと」を先回りしてチラシに載せておくことが、参加の後押しになります。
【まとめ】
チラシ制作はデザインだけでなく「何を載せるか(構成と内容)」が大事です。今回のポイントは:
- 見やすさ(情報がブロックで整理されているか)
- 感情を動かす(デザイン・キャッチコピー)
- 安心感を与える(信頼できる情報提示)
これらを意識してチラシを作れば、読まれやすくなります。